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導入事例

INTRODUCTION EXAMPLE

予防法務 X 事後対策
内部統制や情報処理強化の点からもメールアーカイブを導入する企業・団体が増えています。

CASE 1

MailDepot

title導入事例1 株式会社リコー様

会社概要

所在地 / 東京都大田区中馬込1-3-6
代表者 / 社長執行役員 山下 良則
ホームページ / http://jp.ricoh.com

背景

社内でメール検索ができないため回答が遅くセキュリティリスクも 利便性の高い顧客サービスや効率の良い業務処理の推進には、インターネットを積極的に、スピード感を持って活用することが不可欠となっている。しかしながら、アウトソーシングなどにより自社でインターネット環境をコントロールできなければ、その実現は難しい。株式会社リコー デジタル推進本部 セキュリティ統括部 部長 鈴木 弘之氏は、「当社は従来Webサイトやメールを含めたインターネット接続環境一式をアウトソーシングしており、クラウド化を促進しようと思っても、迅速な対応が難しい状況でした。2017年4月にアウトソーシング契約の更新時期を迎えることから、内製化することにしました」と説明している。

また、これらの一要素であるメールアーカイブの課題についても、株式会社リコー デジタル推進本部 セキュリティ統括部 和久利 智丈氏は、「従来のメールアーカイブは情報漏洩対策として行なっており、社内から社外に送るメールのみが対象でした。しかし、問題が起きたときの監査証跡として考えると本来はすべてを保存すべきです。また、保存メールを検索するのは委託先なので時間がかかります。特に古いメールはテープでアーカイブしていたので、テープを探しHDDに戻して検索する必要があり1カ月程度かかることもありました。そして何より、本当に必要なメールすべてが検索されたかを知るすべがありません。さらに、秘密保持契約は結んでいるとはいえ、メールの内容を知られることで委託先からの情報漏洩の可能性を完全には排除できないことも課題でした」と語っている。 株式会社リコーデジタル推進本部セキュリティ統括部部長 鈴木 弘之 氏

経緯

メール利用実態の詳細が不明でも導入可能なMailDepot そこでリコーは、インターネット接続環境を自社でコントロールするため、2015年7月から検討を開始した。インターネット接続環境一式の整備となると、ハードウェアの選定から各種ネットワークセキュリティ、メールなど検討事項が非常に多い。メールアーカイブについても仕様を固めるべく、メールシステム導入候補先と協議したが、その結果RFIを出せないという事態に陥った。「相談したベンダーに、アーカイブするメールは何通なのかと聞かれました。データ容量なら見当がつきますが、何通くらいあるかは把握できていませんでした。さらに、外部へのメールだけでなく全メールをアーカイブするつもりだったので社内のメールも対象になりますが、その流通量もわからず、困ってしまいました」(和久利氏)。

そんな時、以前から付き合いがあったSRAに相談したところ、メールアーカイブ・ソフトウェア「MailDepot(メールデポ)」を紹介された。MailDepotは、50TBもの大容量のメールをアーカイブでき、その大容量データから必要なメールを高速で検索・参照できるソフトウェア。たとえば100万件のメールから1通を1秒以内で検索可能だ。MailDepotは容量がわかれば導入でき、利用しながら調整できることから導入を決定した。

ポイント

オープンソース活用によりコストを抑制し、多言語にも対応 メールアーカイブサービス構成図 導入にあたって、その他にリコーが特に評価したのは、MailDepotがオープンソースを活用している点だ。和久利氏は、「オープンソースなので、アーカイブシステムを利用するためのミドルウェアなどを追加する必要がなく、余分なライセンスコストをかけずに済みました」と評価している。また、グローバル企業であるリコーグループには外国人社員も少なくないが、そういう社員が利用できるよう多言語に対応している点も評価ポイントだった。

導入は、2016年10月にスタートした。リコーの仮想基盤上に構築し、その導入作業はSRAが担当。メールシステムを提供するベンダーと連携して構築を進め、2017年4月利用を開始した。「今回のプロジェクト全体にとって、メールアーカイブシステムの導入はどちらというとサブプロジェクトという感じでした。やるべきことが非常に多いなか、MailDepotの導入は大きな問題もなく、非常にスムーズに進みました」(和久利氏)。 株式会社リコーデジタル推進本部セキュリティ統括部和久利 智丈 氏

効果・今後

内部で迅速な調査が可能になり経営に必要な武器を獲得 リコーは、今回の取り組みより、メールに関してすべて自社でコントロール可能となった。また、MailDepotの導入により、委託先に問題のあるメールを見られる可能性もなくなり、迅速な検索も可能になった。「検索さえすれば、すぐに結果が得られるようになりました。企業の社会的責任が問われる昨今、万一何か問題が起きたとき、すぐに調査・対応ができないようでは経営上のリスクとなり得ます。そういう意味で、今回迅速な調査が可能になったことで、経営に必要な武器を獲得できました」と、鈴木氏は評価している。

メール流量が予想以上に増えているなか、運用は安定している。以前送信メール数は約450万件/月だったが、2016年3月のピーク時のアーカイブメール数は1日で250万件に達した。「これだけメール流通量が増えてもMailDepotは安定稼働しています」と和久利氏。

さらに、2018年4月からはOffi ce365の利用を開始。これによって、メールの数がどう変化するか、推移を見守っている。「当社の規模として、この流量が適正なのか疑問もあります。一方で、今まで漠然としかわからなかった流通量を可視化できるようになり、経営に投資を求めやすくなっています」(鈴木氏)。 現在メールアーカイブは、国内の全グループ会社のメールが対象。検索は株式会社リコーのIT部門が行なっているが、今後グループ各社の内部統制室に調査権限を移行する予定である。「今後、よりガバナンスを効かせた運用に切り替えていく予定です。MailDepotは、ブラウザから簡単に検索できるので、ITの専門家でなくても自ら調べられます。また、海外に関しては未対応ですが海外展開も検討しなければと考えています」と鈴木氏は抱負を語る。

最後に鈴木氏は、SRAについて、「オープンソース活用に強く、いろいろと助けてもらっています。今回のMailDepotのシステムも外販モデルとして我々のお客様に対して提案していきたいと考えています。今後もビジネスパートナーとして協力していきたい」と語った。

CASE 2

MailDepot

title導入事例2 A 社様

会社概要

業種 / 情報・通信業
売上高 / 415億円
従業員数 / 1200名
メールサーバ / postfix
1日流通メール数 / 約5万通
導入ライセンス / 2TB

導入機器のスペック

CPU: Intel(R) Xeon(R) 2.00GHz
RAM: 2GB
DISK: RAID-5 - 750GB SATA DRIVE x 6

導入の目的

メールアーカイバを社内に導入し、社内と社外でやりとりされる全てのメールを保存することで、万が一(意図的か否かに関わらず)メールによって個人情報その他の秘密情報が漏洩した際に流出経路の特定を可能にしたい。
企業の内部統制では開示請求や裁判所の文書開示命令による文書の提出が 義務付けられておりメールも例外ではないため、メールアーカイバによってこの手段を確保したい。メール保存を社内に告知することで社内の情報セキュリティの意識向上を図るとともに 意図的な流出に関する心理的抑制効果があると思われる。

採用の理由

ウイルス対策やスパム対策は終わったが、メールアーカイブのみ未対応だった為シンプルなメールアーカイブを探していた。価格的にも有利なメールアーカイブのMailDepotのアプライアンスを導入することにした。

導入後の実績

社内外でやりとりされる全てのメールを保存。
平日約3万5千通、休日約1万通、
月平均では約80万件のメールを保存している。
月平均の使用ディスク容量は約17GB。

検索速度の実績

総件数80万件 検索件数: 9 件、 検索時間: 0.074 秒

CASE 3

MailDepot

title導入事例3 B 社様

会社概要

業種 / 情報・通信業
売上高 / 123億円
従業員数 / 100名
メールサーバ / Lotus Notes
1日流通メール数 / 約1万通
導入ライセンス / 2TB

導入機器のスペック

CPU: Core2DuoT7500
RAM: 2GB
DISK: SATA DRIVE 120GB

導入の目的

B社では顧客との情報のやりとりを行うのにメールを主に利用しており 重要なメールの保存は社員個人に任されていた。 現在メールは企業活動のあらゆる面で利用されておりこのため メールによる情報漏洩のリスクは大きくなっていると感じていた。
またネットワーク経由での情報漏洩においてはメールによるものが 最も多いという報告がありIT内部統制という意味でもメールの セキュリティ管理は非常に重要であると考えていた。

採用の理由

重要なメールの保存は会社組織で行うべきだという考えより メールアーカイブを探していた。Notesに対応しており、 かつ低価格のMailDepotの導入を決めた。

導入後の実績

平日約1万通、休日約3千通のメールを保存。
月平均では約30万件のメールを保存している。
月平均の使用ディスク容量は約9GB
低価格で大容量の本格アーカイブ MailDepot

〒171-8513

東京都豊島区南池袋2-32-8

TEL / 03-5979-2651

MAIL / maildepot@sra.co.jp

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