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1. 概要

ld は多数のオブジェクトファイルとアーカイブファイルを 結合し, そのデータの再配置を行ない, シンボルの参照を結び付ける. 通常, プログラムのコンパイルの最終段階が ld を実行することである.

ld はリンカ・コマンド言語(Linker Commmand Language)ファイル 受け付ける. このファイルは, AT&T のリンク・エディタ・コマンド言語文法の 上位互換セットで書かれる. これにより, リンク過程を明示的に, かつ 全体的に制御することができる.

本バージョンの ld は, オブジェクトファイルを操作するのに 汎用の BFD ライブラリを使っている. これにより, ld が, たくさんの異なる形式のオブジェクトファイルを読んだり, 結合したり, 書き出したりすることができる. この形式は, 例えば COFF や a.out 等である. 異なるフォーマットを組み合わせてリンクして, 任意の利用可能な 種類のオブジェクトファイルを生成することができる. 詳細については, See section 5. BFD.

GNU リンカには, その柔軟性以外にも診断情報の提供の仕方で, 他のリンカよりも親切である. 多くのリンカは, エラーに出会うと ただちに実行をやめてしまう. ld は, 可能な限り常に 実行を続けようとし, その他のエラーを突き止める事を可能にする (あるいは, 場合によっては, エラーの代わりに出力ファイルが 得られることもある).


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