Apache Geronimo 入門(1)

Apache Geronimo のインストールと起動

事前準備

Geronimo を動かしてアプリケーションを開発するためには、JDK 5.0 が必要です。 このため、Sun のサイトから、JDK 5.0 をダウンロードしてインストールしきます。 なお、本ページではWindows 上での導入を説明しますが、手順は Linux 等でも同様です。

Geronimo のダウンロード

Geronimo のダウンロードページから geromino をダウンロードします。 
今回は 1.2-beta を使うこととします。 (現在は 2.0 が既にリリースされています。)

Geronimo のパッケージには以下の2種類があります。

  • J2EE

           いわゆる全部入り。J2EE の機能が一通りパッケージングされている。

  • Little G 版

           Geronimo kernel と、Servletコンテナの機能しかパッケージングされていない。
          自分に必要な機能だけを持ったサーバを作る場合は、この Little G 版に必要な機能を追加していく。

今回は J2EE 版を使うことにします。

また、Geronimo には Jetty 版、Tomcat 版があります。 Geronimo は Servlet コンテナとして Jetty と Tomcat の両方に 対応していますが、両方同時に使うことはないので、Jetty組込み版か Tomcat 組込み版のどちらかを選択します。

今回は Tomcat 版を使うことにします。

ということで、ダウンロードページから Geronimo 1.2-beta with Tomcat (zip) をクリックします。

インストール

ダウンロードした zip ファイルを適当なディレクトリで展開します。
ここでは C:\java\geronimo-tomcat-j2ee-1.2-beta というフォルダに展開したとします。 
インストールはこれだけです。

以降、C:\java\geronimo-tomcat-j2ee-1.2-beta<geronimo_home> と呼ぶことにする。

Geronimo の起動

コマンドプロンプトを開き、<geronimo_home>\bin に移動します。
移動したディレクトリで、 startup.bat を実行します。

 c:\>cd <geronimo_home>\bin
 c:\java\geronimo-tomcat-j2ee-1.2-beta\>startup

Tomcat を起動した場合と同じように、別ウインドウが立ち上がり、 Geronimo の起動メッセージが表示されます。

以下のメッセージが表示されれば、起動が完了します。

 Geronimo Application Server started

Geronimo の停止

コマンドプロンプトを開き、<geronimo_home>\bin に移動します。
移動したディレクトリで、 shutdown.bat を実行します。

 c:\>cd <geronimo_home>\bin
 c:\java\geronimo-tomcat-j2ee-1.2-beta\>shutdown
 Using GERONIMO_BASE:   C:\java\geronimo-tomcat-j2ee-1.2-beta
 Using GERONIMO_HOME:   C:\java\geronimo-tomcat-j2ee-1.2-beta
 Using GERONIMO_TMPDIR: C:\java\geronimo-tomcat-j2ee-1.2-beta\var\temp
 Using JRE_HOME:        C:\java\jdk1.5.0_07\jre

ここでユーザ名とパスワードの入力が要求されるので、以下を入力します。

Username Password
system manager

すると別ウインドウが消え、コマンドプロンプトに以下が現れます。

 Username: system
 Password: ******* Locating server on port 1099... Server found.
 Server shutdown begun
 Server shutdown completed

shotdown コマンドは以下のように実行することも可能です。

 c:\java\geronimo-tomcat-j2ee-1.2-beta\>shutdown --system user --password manager

管理コンソール

Geronimo には便利な管理コンソール機能があります。Geronimo が起動している状態で、 ブラウザで以下の URL にアクセスしてみて下さい.

          http://localhost:8080/

Geronimo のトップページが表示されるので、画面左上の Console をクリックします。

          apachegeronimo-nyumon-01-welcome.gif

すると管理コンソールのログイン画面になるので、以下を入力します。

Username Password
system manager

管理コンソール画面では、様々な情報を参照したり、アプリケーションやプラグインを deploy する事ができます。 いくつかの重要な機能をいくつか挙げます。

  • Server グループ
    • Information — 現在 Geronimo が使っているメモリ量などを見ることができます。
  • Applications グループ
    • Web App Wars — Webアプリケーションとしてdeployしたものが表示されます。
    • System Modules — プラグインとして deploy (インストール)したもの(*.carファイル)が表示されます。

deploy コマンド

Geronimo にはコマンドラインで使える deploy ツールが付属しています。 <geronimo_home>\bin で deploy.bat を実行します。

詳しい使い方はヘルプを参照して下さい。

 deploy --help

各コマンドのヘルプは、以下のように参照できます(例:install-plugin コマンドの場合)。

 deploy help install-plugin

よく使うコマンドを紹介します。

  • インストールされているアプリケーションやプラグイン確認する。
 deploy list-modules

* アプリケーションを deployする。

 deploy deploy hoge.war

* プラグイン(*.car ファイル)を deploy(インストール)する。

 deploy install-plugin hoge.car

それぞれのコマンドを実行するときに、ユーザ名とパスワードを聞かれるので、管理コンソールと同じものを入力します。
deploy コマンドは、以下のように実行することもできます。

 deploy --user system --password manager list-modules
 
tech/geronimo/install.txt · 最終更新: 2007/11/09 12:13