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【ニュースリリース】

2011年2月28日
 
慶應義塾大学
株式会社 SRA

慶應義塾大学SDM研究所がVSEセンターを設立
―ISO/IEC29110活用によるIT企業の国際競争力強化を目指して―

慶應義塾大学大学院システムデザイン・マネジメント研究科(以下SDM)は、SDM研究所(※1)内のラボラトリーの一つにVSEセンター(VSE Center in JAPAN)を設立しました。(設立日 2月16日)
VSEセンターは、小規模組織(Very Small Entities:VSE)でのシステム開発に焦点を当て、そのプロセス改善を推進するコミュニティーで、産学が連携し、開発現場の改善に貢献することを目指しています。
VSEセンターには、設立に協力した株式会社SRA(※2)(代表取締役社長 鹿島 亨、本社:東京都豊島区、以下SRA)も参加し、下記の活動を共同で推進いたします。
なお、VSEセンター設立に際し、第1回フォーラムを3月24日に慶應義塾大学 日吉キャンパス協生館にて開催いたします。


1. 設立の背景

 近年、システム開発は開発コスト削減のため、海外諸国へのオフショア開発(※3)が促進され、IT技術の空洞化とグローバル化が進んでいます。国内IT企業は国際競争力を高めるべく、品質向上・生産性向上への取組みや最新技術の獲得・人材育成への投資を今まで以上に強化することが求められています。
 このような状況において、2011年1月にソフトウェア開発プロセスの国際標準ISO/IEC29110が制定されました。これは、VSE向けのソフトウェア開発プロセスモデルのことで、中小企業あるいは大企業・中堅企業内の小規模な部門やプロジェクトで容易に活用できることを目指しています。限られた資源で、最新の技術等を有効に取り入れながら、効率の良いプロセス診断を繰り返すことにより、ソフトウェア開発における継続的プロセス改善の定着が可能となります。
 世界各地でISO/IEC29110を活用したプロセス改善活動を推進するVSEセンターが設立されています。日本においてもVSE向けプロセス改善へのニーズが高まりつつあることもあり、ここにVSEセンターを設立することにしました。VSEセンターは、中小企業および大企業・中堅企業内の小規模な部門やプロジェクトでのプロセス改善の定着を目指してまいります。


2. 活動目的

(1)IT企業の体力を高め国際競争力を強化する
(2)日本が得意分野とするモノ作りのプロセスを構築し、国際的優位な立場を築く


3. 主な活動内容

(1)ISO/IEC29110の適用促進及び普及
(2)プロセス改善に関する研究及び実践的な技術の開発と普及
(3)IT技術力向上に向けた教育の提供
(4)技術情報交換のための研究会、講演会、セミナーなどの開催
(5)産学連携による日本独自のプロセス規格の研究開発と国際標準化に向けた準備
詳細は、VSEセンターのWebサイトをご覧ください。


※1 SDM研究所
 2008年、大学院システムデザイン・マネジメント研究科の開設と同時に大学院附属システムデザイン・マネジメント研究所を発足しました。本研究所は、企業をはじめ社会の様々な組織におけるシステムデザイン・マネジメントの理解とマネジメント能力の向上のために、先端的・実践的研究・教育成果を広く社会に還元することを目的としています。
http://www.sdm.keio.ac.jp/research/institute/


※2 株式会社SRA
 SRAは、日本におけるソフトウェアプロセス改善(SPI)活動を草創期より支援し、日本SPIコンソーシアム (JASPIC)の設立にも深く関わりました。「ISO/IEC29110」のISO標準化委員会においてもエキスパートとして規格策定と普及活動に参加するなど、豊富なSPI経験と知識を活かし、プロセス改善活動・VSEの普及と発展に貢献しています。
http://www.sra.co.jp/


※3 オフショア開発(offshore development )
 コンピューターシステムの開発をはじめ、運用・保守・管理などを、人件費の安い海外の企業に委託すること。



【本件に関するお問い合わせ】
  株式会社 SRA
   VSE推進プロジェクト/VSEセンター事務局(株式会社SRA内)
    担当 竹内・古石
   電話: 03-5979-2721
   FAX: 03-5979-2722
   E-Mail: office@vse.jp

以上

2011年2月28日作成