

私自身は文系の出身ですが、IT業界に関心があり、技術者として、手に職を付けたいと考えていました。そうして、いろいろと会社を探していくうちに、独立系のIT企業のなかでも長い歴史があり、他社と比較しても高い技術力を有しているという評判のSRAに関心を持ちました。社会人として、自分が生きた痕跡を残せるような仕事がしたかったので、SRAならばそんなスケールの大きな仕事ができるのでは、と考えたことも理由の一つです。また住宅補助などの福利厚生がしっかりしていたことや、説明会や選考で出会った社員の方々の温かい対応も判断材料となりました。

化学薬品メーカーの業務システムの開発に携わっています。現在、膨大な化学物質の情報を一元管理するシステムを開発するプロジェクトが進行中で、設計からプログラミング、テストまで一連の開発作業を担当しています。化学薬品メーカーでは、商品を開発・製造する過程において、複数の薬品などを混合した際に、有害物質が発生する場合があります。環境保護の観点などから、近年、有害物質排出に関する政府への報告義務が厳しくなったこともあり、そうした法規制に万全に対応するシステムの開発が急務となっています。
ITに関する知識や技術については、まだまだ知らないことが多く、周囲の先輩から助けられてばかりです。IT知識があまりない状態で入社したので、毎日が勉強であり試練の連続でしたが、そのことを大変だと思ったり、苦労だと感じたことは、実は一度もありません。自分の意思で飛び込んだ世界であり、文系だろうが理系だろうが、仕事に必要なことを勉強し、身に付けていくことは、当たり前のことだからです。IT業界は、奥が深いと痛感しています。プロジェクトが変わったり、時代が変われば、また新しい技術も出てくるので、終わりのない世界です。大変だなんて言っていられませんよ(笑)。

ソフトウエア開発は一人で作業するものではありません。チーム単位で行いますので、みんなで助け合って苦労した結果、お客様に納品できた時には何とも言えない達成感と楽しさを感じます。また、毎日の仕事そのものが勉強ですので、新しいことをどんどん吸収していくことになります。以前、上司から「自分一人で全てやってみて」と依頼され開発したシステムがあるのですが、上司にチェックして貰ったところ修正ばかりで全然できていませんでした。数ヶ月後に同じようなシステムを作ったのですが、その時には修正がほとんどなく、自分の成長を実感することができ、やる気につながりました。

問題を整理する能力と、自分の行動に理由を持つこと、この2つを挙げたいと思います。以前、自分でスケジュールを立てて上司に報告しながら進めたプロジェクトがあるのですが、自分で立てたスケジュールにも関わらず遅れてしまい、上司に理由を聞かれ、自分でも理由がわからず、うまく答えられなかったんですね。その時に、これは自分で問題を整理出来ておらず、今がどういう状態なのかも理解していないからだと反省し、その後はこれらのことを頭の中できちんと整理することを心がけるようにしました。もう一つ、「自分の行動に理由を持つ」というのは、現在の上司が常に自分の行動に明確な理由を持ち、自信を持って行動していて、何かあったときにちゃんと説明出来るんですね。私もそういう行動を見習うことにより、仕事を任せて貰えるような、任せたくなるような、そんな人になっていきたいと考えています。

学生時代は、友人との遊びでもアルバイトの経験でも何でもいいから、人と真剣に付き合う習慣を付けて欲しいと思います。きちんと人と向き合えば、自分への理解も高まりますし、相手の気持ちもよりわかるようになります。そうすると、自らの発言に気をつけ、信頼関係の築き方もわかるようになります。社会人になると仕事の利害関係もあり、正面からぶつからずに避けてしまう傾向があります。もめ事や争いを回避することを協調性があると言ったり、大人の関係と言うのかもしれませんが、対立を避けてばかりいたのでは、真の信頼関係は生まれません。利害関係もなく、喧嘩しても仲直りしやすい学生のうちに、人と真剣に向き合い、時には喧嘩しながらでも信頼関係を築き、長く付き合える友人を見つけてほしいと思います。遊びに関しても自分の視野が広がるような経験をたくさんしておくと、会話の引き出しも増え、上司や先輩とのやりとりもうまくいくように思います。