Go to the first, previous, next, last section, table of contents.


GNUダイジェスト(本小冊子)について

編著者: Karl Heuer
イラスト: Etienne Suvasa
日本語版翻訳・発行者: 引地美恵子(h-mieko@sra.co.jp)、引地信之(hikichi@sra.co.jp)
連絡先: 〒102 東京都千代田区平河町1-1-1 株式会社SRA TEL(03)3234-2611(大代表)

Copyright 1997 Mieko Hikichi and Nobuyuki Hikichi
本小冊子 (GNUダイジェスト)は、英語原文 (GNU's Bulletin) をもとに引地美恵子 と引地信之が翻訳し、加筆、解説したものである。

GNUダイジェストの定期購読希望者は、送料兼手数料として270円 @Times{} n 回分 の総額を(切手ではなく)指定欄空白の郵便小為替または郵便為替を上記連絡先の引 地美恵子まで送付していただきたい。郵便小為替に差額端数分があった場合には、 読者宛のDMラベル代や封筒代等への充当についてご了承いただきたい (URL: http://www.sra.co.jp/people/h-mieko/ 参照)。

原作者の意を伝えるべく原文解釈に十分注意を払ったが、さらに不明な点は原文 (GNU's Bulletin Vol. 1 No. 22)を参照されたい。なお、日本のGNUユーザの事情を 考慮した内容を加筆したため、必ずしも対訳ではない部分があるので予めお断わり しておく。

GNUスタッフの紹介

Thomas Bushnell (n/BSG)(以前の名前は Michaelだった)と Miles Baderは、Hurd の開発作業を行なっている。 Karl Heuerは、GNU Emacsの拡張と、会計パッケージの作成を行なっている。 Ian Murdockは、デラックス・パッケージの担当である。 Jim Blandyは、GUILE(GNU's Ubiquitous Extension Language、GNUのどこにで も使える拡張言語)とTeak (デスクトップ・インタフェース) に関する作業を行なっ ている。 Melissa Weisshaus は、ドキュメントの特別プロジェクトに携わっている。

井田昌之教授は、日本担当のFSF代表代理であり、日本でのセミナーを開催した り、日本のGNUの友人と共に作業等を行なっている。 Brian Youmansは配布担当マネージャである。 Paul WendtがFSFに加わり、事務所で電話対応と管理業務を行なっ ている。 Carol BotteronRobert J. ChassellTami FriedmanPeter H. SalusLen Tower Jr. はFSFを去った。 Tamiは引き続き、FSFの管理的な調整役としてGNUボランティアになっている。

GPLで保護されたその他のソフトウェア

我々は、Copyleftで保護されているがFSFからは現在配布していないソフトウェ アのリストを保守している。GNUのFTPホスト・マシンから `/pub/gnu/GPLedSoftware'というファイルをFTPしていただきたい (see section GNUソフトウェアの入手方法)。 FSFが記述すべき追加のソフトウェアがあれば知らせていただきたい。 GNU Emacs Lisp ライブラリについては載せていないが、そのリストは archive.cis.ohio-state.edu マシンから `/pub/gnu/emacs/elisp-archive/LCD-datafile.Z' を FTP すれば入手する ことができる。

FSFとは何か

Free Software Foundation (以下、FSF と称す) は、コンピュータ・プログラムの 使用や複写、修正、再配布に関する人々の権利の制限を排除することを目的として いる。我々は、フリー・ソフトウェアの開発と利用を促進することでこれを遂行し ている。特に、Unix と上位互換性のある「GNU」 (GNU's Not Unix.: GNU は Unix ではない。「グヌー」と発音する) という名の完全な統合化ソフトウェア・システ ムを作成している。このシステムの主な部分は既に使用されており配布可能である。

我々の名前にある「free」という言葉は「自由 (freedom)」のことを指しており、 無料を意味する「free」ではない。GNU ソフトウェアを入手する際に、お金を支払っ てもよいし、支払わなくてもよい。しかし、いずれの場合でも GNU ソフトウェアを 入手すれば 3 つの特別な「自由」を得る。第1は、プログラムを複写する自由、つま り友達や共に仕事をしている人に配布する自由である。第2は、ソース・コー ドを公開することによって、人々が思うようにプログラムを修正できる自由である。 第3は、修正したものを配布することで、共同体の形成を支援する自由である。 フリー・ソフトウェアとは、ソース・コードを研究したり、プログラムがどのよう に書かれているかを学習できる、という意味である。つまり、フリー・ソフト ウェアの移植や改良が可能になり、したがって他の人と作業を共有することができ る、ということである。

GNU ソフトウェアを再配布する場合にそのソース・コードと GNU General Public License を含めるのであれば、配布料金を請求して配布してもよいし、無 料で配布してもよい。詳細は section Copyleftとは何か

偶然入手したフリー・ソフトウェアは何でも配布する組織がある。対照的に、Free Software Foundationでは、独占システムを使用する必要のない完璧なGNUシステム を完成させるために作業しつつ、新しいフリー・ソフトウェアの開発に専念している。

GNU を開発する傍ら、FSFは GNU ソフトウェアやマニュアルを配布手数料で配布し ており、GNU の開発のための寄付 (米国内では控除対象となる) を受け付けている。 FSF の資金のほとんどがこのような配布サービスで支えられている。

【Free Software Foundationの役員】
代表: Richard M. Stallman、役員: Gerald J. Sussman、Harold Abelson

Copyleftとは何か

プログラムを自由に配布する最も簡単な方法は、プログラムをパブリック・ドメイ ンとし、著作権(Copyright)を放棄することである。しかし、この方法では、独占 的な修正を許し、人々の修正と再配布の自由を拒むことを可能にしてしまう。つま り、そのような独占的なプログラムは、この自由をすべてのユーザに与えると いう目標を危うくしているのである。このような事態を避けるために、 copyleftは斬新な方法で著作権を扱っている。典型的な著作権ではこれらの 自由を奪うが、copyleftでは保護している。copyleft は、プログラムを配布する人 に対して、ソース・コードの利用と修正、再配布に関する権利を含めるように要求 する法律上の手段である。ソース・コードと上記の自由は法律的に切り離すことは できない。

GNUプロジェクトで使用する copyleft は、著作権告知とGNU一般公有使用許諾書 (GPL、GNU General Public License) を組み合わせたものである。GPL は 複製のライセンスであり、基本的には前述の自由を備えているという点に言及し ている。また、GNU ライブラリ一般公有使用許諾書 (LGPL、GNU Library General Public License) を用意しており、2〜3の(ほんの一部の)GNU の ライブラリに適用している。このライセンスは、GNU のライブラリを特定の条件 下で、独占的な実行形式にリンクさせることを許可するものである。完全な使用 許諾書の写しは、配布されている全ての GNU ソース・コードや我々が発行する 多くのマニュアルに入っている。希望者にはその印刷物の配布が可能である。

我々は、あなたのプログラムやドキュメントを copyleft で保護するように強く勧 めており、誰にでもそれらを保護することができるように手続きを簡単にした。ど ちらのライセンス形態を適用するかの詳細は、各ライセンスの最後に記述されてい る。

Linuxとは何か

Linux (主要作者のLinus Torvaldsの名前をとって名付けた)は、SysVとBSDの拡張部 分を含む、POSIX.1 仕様の機能を実現している GPLに則ったカーネルである。 GNU/Linuxシステムは現在、Alphaマシンや386/486/Pentium/Pentium Proの各CPU搭 載の ISA、VLB、EISA、PCIの各バスのうちの1つが付いたマシン で使用可能である。 m68kへの移植作業はテスト中である(ハイエンドのAmigaとAtariのコンピュータ上で は動作する)。 MIPS、PowerPC、Sparc へは移植中である。 関連ファイルは、 `/pub/linux' の下の tsx-11.mit.edu (米国)や `/pub/Linux' の下の ftp.funet.fi (ヨーロッパ) から FTPで入手のこと。

メイリングリストについてはmajordomo@vger.rutgers.eduへ問い合わせの こと。ニュースについてはUSENETのニュースグループである comp.os.linux.miscなどを参照のこと。

GNU/Linuxシステムとは何か

GNU/Linux システムとは、LinuxとGNUとを組み合わせたシステムである。

Linuxはカーネルであり、Unixカーネルと互換性がある。これは、Linus Torvaldsが 作成したものである。 何種類かの配布パッケージがあり、ftpやCD-ROMから入手することができる。 現在、FSFから配布されているものはない。

GNUはUnixに似たオペレーティング・システムである。そのようなシステムを作るた めに、1984年にGNUプロジェクトを立ち上げた。Unix風のオペレーテイング・システ ムは多くの要素で構成される。重要な要素をそれぞれ何とかして手に入れなければ ならなかった。この目標に賛成する人々の大部分が挑戦を思いとどまらせるほど、 非常に膨大な作業があったが、我々はたとえ長い年月がかかろうとも目標を達成し ようと決意した。

フリー・ソフトウェアとして既に配布可能な要素をいくつか発見した。例えば、X Window Systemや TeXなどである。当然、採用することにした。それでも全体の 作業量がかなりあるからである。他の要素についても、それらをフリーにするよう 開発者の説得に努めることで入手した。 例えば、Berkeley版のネットワーク・ユーティリティなどがある。

残りの要素は、我々が作成しなければならなかった。例えば、GNU Emacs、GNU Cと GNU C++のコンパイラとライブラリ、Bash、Ghostscript、Groff、その他多くの ものがある。

こういった全ての要素には、我々が作ったものや、フリーになるよう支援したもの もある。また、フリーであることを発見したものもある。 これらが一体となってGNUシステムを構成している。

最近まで、ユーザは「GNUシステム」というものを動作させることができなかった。 というのは、一部(カーネルについてsee section Hurdとは何か)が未完成だったからで ある。(1996年8月に最初のテスト・リリースを作成した。) しかし、ここ2〜3年の 間に、Linuxカーネルと、ほぼ完成状態のGNUシステムとを統合できるようになった。 その結果、完全なUnix風フリー・オペレーティング・システムを実際に使えるよう になった。

「Linuxシステム」という表現を使う場合は、いわゆる「GNUシステム」とほとんど 同じなので、「Linuxを基にしたGNUシステム」とか、略して「GNU/Linuxシステム」 という言葉を我々は望んでいる。 これは、Linusがカーネルを作成した功績を認めているのである。しかし、 全体としてシステムが基本的にGNUシステムから派生しているものであるという 意味は依然として変わらない。

また、ときどき「GNU/Hurdシステム」という言葉を使っているが、これは同じGNUシ ステムのなかでも、LinuxではなくHurdを使っているバージョンであることを強調し たいときに使っている。

我々は、10年前から着手したUnix風のフリーなシステムを作っているGNUプロジェク トの功績が認められるべきだと考えている。しかし、GNUの友達が「Linuxシステム」 ではなく「Linuxを基にしたGNUシステム」という名称を使ってくれることにはさら に重要な理由がある。GNUプロジェクトの哲学的な考え方、つまり、ユーザが自由に ソフトウェアを共有し、それの改良に自由に協力することは、道徳上重要である、 という考え方を広める一助となるからである。フリー・ソフトウェアが共同体に帰 属しており、その共同体から得る人々は、機会があれば共同体の建設を支援すべき である、という道徳上の義務感を感じなくてはならない。

ユーザが「Linux」というシステムをインストールすると、GNUの考え方を簡単に見 逃してしまう可能性がある。つまり、GNUの考え方やそれの効果を、ユーザが直接感 じられなくなってしまう可能性がある。 Linuxとユーザとが間接的に接していてユーザが行なっていることだけに関心がある ようになってしまう可能性がある。そして、GNUの考え方が広範に知られなくなった り、真剣に受け取られなくなると、フリー・ソフトウェアを作る人々は減っていっ てしまうだろう。

「Linuxアプリケーション」の開発をテーマにしたコンファレンスの案内が最近あっ た。コンファレンスはGNUシステムの使い方についてであったが、アナウンスでは GNUについては触れていなかった。もっとフリー・ソフトウェアを書くようユーザを 励ますのではなく、それとは全く正反対であった。パネルのタイトルは「ライセン スと使用許諾方法について -- 私は自分のアプリケーションをフリーにし たくない!!!」と銘打っている (なんと3つの ! が入っている)。

もちろん、このコンファレンスの運営者達には、自分の考えを表明する権利はある。 しかし、コンファレンスの参加者は、討論の最中に、そのオペレーティング・シス テムがGNUシステムの派生物であることを認識し、彼らの視点がGNU哲学とは対照的 である点について考えていたとしたら、運営者達の意見を支持しにくかったであろ う。

したがって、人々がこの関係に気付くよう支援を乞う。LinuxとGNUを組み合わせたシ ステムについて話すときは、是非、「Linuxを基にしたGNUシステム」とか 「GNU/Linux」という用語を使っていただきたい。

Hurdとは何か

Hurdは Mach 上で動作するサーバ・プロセス群である。MachはCMUで開発されたメッ セージ通信を使用したフリーなマイクロカーネルである。HurdとMachにより、 GNU/Hurdオペレーティング・システムのカーネルを形成している。GNU C ライブラ リが、適切なサーバへメッセージを送ることにより、Unixの「システム・コール」 インタフェースを実装している。

Hurd は、システムの内部動作について詳細を知らなくても、有用なプロジェクトを ユーザが立ち上げて共有することが可能である。ソース・コードを自由に入手でき、 しかもよく考えられたインタフェースがあり、マルチサーバを基に設計したものなの で、そのようなプロジェクトを開始できるようになるだろう。したがって、Hurdは、 Emacsや GUILEなどの拡張可能なGNUソフトウェアに似ている。

現在、Mach カーネルは386 PC や DEC PMAX ワークステーション、その他の何種 類かの機種に移植されている。また、Amiga や PA-RISC HP 700、DEC Alpha-3000 マシンへの移植作業も進んでいる。これらの移植作業のいずれかを 支援したい方や自分自身で移植を開始したい方は、FSFまで問い合わせのこと。 GNU Hurdと GNU C ライブラリの移植は、希望するプラットフォームへMachが既に移 植されていれば、(GNU Emacsの移植よりは容易であり、もちろんGCCの移植よりも) 容易である。

Hurdのテスト・リリースが何回か行なわれている。 最近の進捗報告についてはSee section GNU速報

Hurd 関連の重要なプロジェクトでは、ボランティアを必要としている。 経験豊富なシステム・プログラマは gnu@gnu.ai.mit.edu へ連絡を乞う。 新しいシステムへMachカーネルかGNU C ライブラリを移植することは、別の形での 支援となる。

Hurdのテスト・リリースは、GNU FTP配布サイト (see section GNUソフトウェアの入手方法) から入手することができ、i386のGNUシステ ムの完全なバイナリも付いている。それらのバイナリがもっと安定するまでは CD-ROMに入れて配布する予定はない。

FSFの後援者となるには

Free Software Foundationは、もっと明確なやり方で支援者や貢献者に謝意を表し たいと思う。 今、誰でもFSFの「正式な」支援者になることができる。 そのようになった方々や組織の名前は See section 謝辞(Thank GNUs)

Free Software Foundation は、米国では全ての貢献者が免税者となる資格の 501(c)(3) を持つ組織である。

フリー・ソフトウェアの再配布者からの寄付

フランスの再配布者であるPACTは、GNU/Linux CD-ROMが1枚売れるごとに $1.00を寄付することに同意した。

Red Hat Softwareは、Red Hat Archives が1枚売れると $1.00をFSFへ寄付することに同意した。 また、GNUのロゴに「Supports the Free Software Foundation」(FSFを支援 している)という言葉を付けてCD-ROMのおもてに印刷している。

SNOW 2.1 CD の制作担当者は、CD-ROM のおもてに「FSFへの寄付が5ドル含 まれている」という言葉を付け加えた。購入しようとしている人は、FSF への寄付 金がいくらになり、再配布者の取り分はいくらになるかが正確にわかるだろう。

Sun Users Group Deutschland が配布しているCD-ROMはもっと明確になってお り、「価格は90ドイツマルクであり、さらにFSFへの寄付金として12ドイツマルク」 と印刷されている。彼らからの我々の努力に対する寄付に感謝する。

日本の京都マイクロコンピュータ(株)は、GNU関連の売上の10%を定期的に寄付 している。

日本の Linux Primer の著者であるコジマヒロシ氏、他は、日本での本 の売上から寄付している。

Infomagicは、かなりの額の寄付金をFSFへ送っている。

Specialized Systems Consultants, Inc. は、Arnold Robbinsの希望により、 彼の著書である「Effective AWK Programming」の販売利益から 3% の寄付を 続けている。 また、自分達の印税や売上の一部を FSF へ寄付している多くの SSCの著者 へ謝意も述べたい。

最終的にフリー・ソフトウェアの成功は、新しく開発されるフリー・ソフトウェア がどの程度あるかにかかっている。フリー・ソフトウェアの配布は、そのような開 発のための資金調達の機会を道義的な方法で提供していることになる。上記の再配 布組織は、そういった機会を利用している。他の多くの組織はその機会を逃してし まっている。 フリー・ソフトウェアの再配布組織に対して寄付するよう説得すれば、フリー・ソ フトウェア開発を促進する支援となりうる。つまり、その組織自体で開発したり、 開発している組織 (FSFやその他) へ寄付することにより可能となる。

配布者に貢献するよう説得する方法として、配布者に要求したり期待する方法があ る。ある意味で、これは、どの程度フリー・ソフトウェアの開発に貢献しているか という観点から配布者を選択することを意味する。最大限の寄与をするには競争し なければならないことを配布者に示すことができる。

これを推進するためには、比較対象の数を強調しなければならない。「ディスクが 1 台売れるたびに Foober プロジェクトに 10 ドルずつ払う予定である」といった 例である。「利益の一部が寄付されている」といったような漠然とした公約は、比 較の対象とはならない。「このディスクによる利益を」といった断定的な表現です らあまり意味がない。計算の方法と、無関係なビジネス上の決定から、売上額のど こまでを利益として扱うかを大幅に変えることができるからである。

さらに、どのような内容の開発や支援を行なっているかという点について、しっか りした情報を開発者に強く求めること。時間の経過と共にこの種の差異([訳注] つま り、しっかりした開発や支援を行なっているかどうかの差)は非常に大きくなってし まう。例えば、GNU プログラムから独立した別個のバージョンの保守ではほとんど 貢献はないが、GNU プロジェクトに代わってプログラムを保守するとなれば、その 貢献度は多大である。簡単な新しい環境への移植作業は、きっと誰かがその作業を 行なうだろうからほとんど寄与に値しない。新しい CPU をターゲットとし、GNU コ ンパイラへ追加するといった難しい移植であれば貢献度は大きい。さらに、新しい 重要な機能の追加やプログラムの作成ということになれば、貢献度も最大となる。

フリー・ソフトウェアを有償で配布する場合、さらなる開発を支援することは「そ の行動に値すべき適切なこと」である、という考え方を確立すれば、多くのフリー・ ソフトウェアの開発に必要な資源を確実に、しかも安定して供給することが可能 となる。

ソフトウェアハウスからの支援

フリー・ソフトウェア・ビジネスを選択するときは、フリー・ソフトウェアの開発 をどの程度支援しようとしているのかを、ビジネスの提供会社へ尋ねていただきた い。例えば、フリー・ソフトウェアの開発資金をいくら提供しているのか、一般に 使用できるフリー・ソフトウェア自体の改良をどれほど行なっているのか等である。 会社を選択する際にこの点を考慮すれば、フリー・ソフトウェアから利益を得てい る人々にフリー・ソフトウェアの成長に貢献するように勧めることができる。

Wingnut ((株)SRAの特別GNUサポート・グループ)は、デラックス・パッケージを定 期的に購入してFSFを支援している。この方法は、Wingnutの売上の 10% がFSFへの 寄付に変わる。ここにその連絡先を載せることで、Wingnutへ感謝の意を示したい。

   〒102 東京都千代田区平河町1-1-1
   株式会社 SRA
   Wingnutプロジェクト
   電話番号: (+81-3)3234-2611
   ファクシミリ: (+81-3)3942-5174
   電子メイル: info-wingnut@sra.co.jp
   WWW: http://www.sra.co.jp/public/sra/product/wingnut/

ヨーロッパでの新しい配布先

Free Software Foundationは現在、ヨーロッパのベルギーに「GNU Distribution Europe」という配布代行業者を抱えている。

ヨーロッパ共同体の中のユーザは、この配布業者を通じてGNUのマニュアルやCD-ROM、 Tシャツを注文すれば、全体として低価格 (送料が少なくて済むので) で迅速な配送 サービス受けることができる。そこの連絡先を次に示す。

   GNU Distribution Europe, Belgium
   Sportstaat 28
   9000 Gent
   Belgium

   電話番号: +32-9-2227542
   ファクシミリ:   +32-9-2224976
   電子メイル: europe-order@gnu.ai.mit.edu.

Emacspeak

Emacspeakは、音声を出力するEmacsの拡張機能である。 つまり、見る代わりに聞くわけである。 見ることができない人が、コンピュータを使ってうまく作業できるようになる。

Emacspeakの作者である T. V. Ramanは、様々な種類のテキストに応じて様々な 個性の音声を用いることができる。WWWリンクの音声は、通常のテキストとも引用符 で囲まれたテキストとも異なって聞こえる。

ttyドライバを入手して音声を出力する (これはDOSが動作するPCの全ての画面読み 上げプログラムが行なう基本的なことである) と、耳に入った内容は全て画面に表 示されたものである。なぜそのように表示されているのかを理解するのはユーザの 責任である。

したがって、例えば、カレンダー・アプリケーションは、きれいに整形された見栄 えの良い表形式で表示する。しかし、盲目のユーザには 「1 2 3 4 5 6 7 2 3 4 5 6 ...」といった変な情報 (2) に聞こえる。 ほんとうに、過去5年間にわたりそのようなインタフェースを使っていたのである。 今では、例えば「27 April」は、「27」という数字が表れるカラムをチェックすれ ば、木曜日だということがわかるようになった。

Emacspeakでは、音声出力できるようなEmacsのアプリケーション (知ってのとおり たくさんある) とは全く異なる手法を採用している。 Emacspeakは、アプリケーションのプログラム環境とデータを見ており、会話のよう に情報を読み上げる。 したがって、カレンダーの場合では、「Thursday, April 27, 1995」と聞こえるの である。

これにより、ニュースやメイルを読んだり、Webを閲覧したり、Calcを使ったり、 ソース・コードや小説を書く場合に、ディスプレイを見なくてもよくなる。

Emacspeakでは適宜、様々な音声に変えて読み上げるだけでなく、話し言葉以外の情 報に対しても聴覚上のヒントを提供するので、今どうなっているかがわからなくな ることはない。

Emacspeak は、 ftp://ftp.cs.cornell.edu/pub/raman/emacspeakまたは
http://cs.cornell.edu/home/raman/emacspeakに置かれている。

Display Ghostscriptプロジェクト

Free Software Foundation と Net Communityとは、Display Ghostscript を完成さ せるための資金として $11,000 を達成しようとしている。つまり、Display Postscript の機能をサポートするためにGhostscriptを拡張している。これまでの ところ $5,600 までは集まり、目標の半額を若干超えたところである。

貢献したい方は、どうか Free Software Foundationへ寄付を送金して、Display Ghostscriptのために、ということを知らせていただきたい。

Qtの代替作成作業

GNUプロジェクでは、Qt GUIツールキットの完全互換でフリーなものを開発するボラ ンティアを募集している。

Qtは、とても制限された配布条項が付いているのでフリー・ソフトウェアではない。 変更を行なう自由も、使いたいというコミュニティへ修正部分をリリースする自由、 つまり、フリー・ソフトウェアの意義としてきわめて重大な部分となる自由はユー ザにはない。 無修正のQtを用いるアプリケーション・プログラムの開発の場合ですら、Qtの所有 者に告知するという受け入れ難い必須条件がある。

Qtに関する制限がもたらす二義的結果により、組み合わされたプログラムがフリー・ ソフトウェアではなくなるので、QtとGNU GPLに則ったコードとをリンクするとGNU GPLを侵害してしまう。 (静的リンクか動的リンクかは重要ではなく、どちらにしても作成されたプログラム にはGPLが適用される。)

しかし、Qtは無料で実行可能なので、フリーのアプリケーションを開発する者の中 には、それを自分のプログラムに用いようとしている者もいる。

これは、完全にフリーなオペレーティング・システムを開発する上で重大な問題で ある。 Qtをそのまま含んでいるシステムは、以上の点から、もはや完全なフリー・ソフト ウェアではないので、Qtをフリーなオペレーティング・システムに導入することは できない。

実行のためにQtを必要とするフリーなアプリケーションは、どのみちフリーなオペ レーティング・システムでは使用できない。 アプリケーション自体は合法的に使えるであろうし、システムも依然として フリーのままでありうるが、 Qtを取り込んでいないアプリケーションは使いものにならない。

このようなアプリケーションをフリーなシステム上で実行させる唯一可能な方法は、 Qtのフリーな代替版を開発することである。それゆえにこのプロジェクトができた のである。

目標を明確にするために、新しいGUIツールキットは、APIに関してQtとほぼ互換で なくてはならない。 では、どのくらい互換性が必要なのか? フリーなアプリケーションで簡単に使える程度の互換性が必要である。 言い換えれば、このライブラリはアプリケーションを実行させられるだけの互換性が なくてはならない。

この新しいツールキットは、Qtにある機能を全て備える必要はない。 ただし、フリーなアプリケーションが使用する機能で、且つ、それがないと簡単 には動作できない機能だけは備えていなくてはならない。

代替パッケージの画面表示と振る舞いは、Qtと互換である必要はない。ライブラリ を使用するアプリケーションを使った時に便利でうまく動作すればそれで十分であ る。

このプロジェクトを支援したい方は、gnu@prep.ai.mit.eduへ電子メイ ルを宛てていただきたい。

このプロジェクトには時間がかかるだろう。 その間、フリー・アプリケーションを開発している方は、どうかQtを使わないでい ただきたい。 代わりに、フリーなGUIツールキットを使ってほしい。

GNU速報

GNU翻訳プロジェクトへの支援

GNUは国際化しつつある! GNU翻訳プロジェクトにおいて、保守者や翻訳者、ユーザ が一緒になろうとしている。そのため、GNUは少しずつ多くの第1外国語を体得して いくことになるだろう。 1997年4月時点で、我々は27個のGNUパッケージを159個の翻訳ファイルを用いて16ヶ 国の言語に国際語化した。翻訳チームは合計422人いる。

GNU翻訳プロジェクトを完成させるために、好みの言語で、その記述が上手に行 なえて、なおかつ「翻訳チーム」の役割として同じ言語で話す他の翻訳者と共同 作業も行なえる人々が多く必要である。新しいチームを立ち上げたい方や、既存 のチームに関する情報やこのプロジェクトの他の様子を知りたい方は、 gnu-translation@prep.ai.mit.edu へ問い合わせのこと。他に、GNU翻 訳プロジェクトが翻訳者やプログラマの支援に用いているツールである gettext に関する情報は section GNUソフトウェアの種類

日本におけるGNUと他のフリー・ソフトウェア

引地美恵子 (h-mieko@sra.co.jp) と引地信之 (hikichi@sra.co.jp) は、日本で GNU プロジェクトのためにボランティ ア活動を続けている。彼らは、GNU's Bulletinを日本語に翻訳し、GNU General Public License Version 2 (GNU 一般公有使用許諾書 バージョン2) の日本語版 を付けて幅広く配布している。この日本語版は FSF が承認したもので、 ftp.sra.co.jp [202.32.10.2] マシンの `/pub/gnu/local-fix/GPL2-j' から anonymous FTPで入手可能である。GNU Library General Public License (GNU ライブラリ一般公有使用許諾書) の正式 な日本語化にも携わっている。また、寄付の呼びかけや GNU ソフトウェアにつ いて人々の相談にも答えている。

nepoch (Epoch の日本語版) と、MULE が現在日本で入手可能である。MULE (MULtilingual Enhancement of GNU Emacs) は、同時に多くの文字コードを扱うこ とができる。Mule で提供される機能は、Emacs の基本機能へ組み込み中である。 MULE に関する詳細は、See section GNUソフトウェアの種類。FSF では neopchを 配布していないが、MULEは section 1997年7月版ソース・コードCD-ROM から入手する ことができる。 また、sh.wide.ad.jp マシンの `/JAPAN/mule'etlport.etl.go.jp マシンの `/pub/mule' を FTP にて入手することができる。

(株)ビレッジ・センターでは、GNU Emacs Lisp Reference Manual の日本語 訳 (ISBN 4-938704-02-1) を印刷し、Texinfo 形式のソース・ファイルを各種の電 子掲示板に置いており、本小冊子(日本語版)も毎号印刷してくれている。また、 copyleftで保護された引地信之・引地美恵子編著のThink GNU (ISBN 4-938704-10-2) という本を出版している。これは、FSF 以外の発行のものとしては 日本初の copyleft された出版物である。また、ビレッジ・センターは以下の書店 でGNU CD-ROMを並行輸入している。

   〒101 東京都千代田区神田神保町 1-3-2
   書泉グランデ
   電話番号: 03-3295-0011

ビレッジ・センターの売上の一部は、FSF に寄付されている。連絡先情報を次に 示す。


   〒 101 東京都千代田区神田神保町 3-2 サンライトビル 6F
   (株)ビレッジセンター

   電話番号: 03-3221-3520
   URL:  http://www.villagecenter.co.jp/
   URL:  http://www.villagecenter.co.jp/gnu.html ← ビレッジセンターが扱っているGNU製品情報

アジソン・ウェスレイ・パブリッシャーズ・ジャパンは、 GNU Make Manual (ISBN 4-7952-9627-X)、 GAWK Manual (ISBN4-7952-9627-8)、 Texinfo Manual(ISBN4-7952-9684-7)、 の各日本語訳を出版した。 GNU Emacs Manual 19.34(ISBN4-7952-9690-1) と Bison Manual(ISBN4-7952-9628-6) は今年の10月に出版される予定である。 連絡先住所を次に示す。

   〒101 東京都千代田区猿楽町1-2-2 (日貿ビル 2F)
   アジソン・ウェスレイ・パブリッシャーズ・ジャパン

   電話番号: 03-3291-4581

GNU一般公有使用許諾書に則ったハードウェアとソフトウェアの両方について話 し合う日本のメイリング・リストはもはや活動していない。これに関する質問は、 ishiz@muraoka.info.waseda.ac.jpへ連絡のこと。

日本の多くのグループが現在、GNU ソフトウェアを配布している。JUG (PC ユーザ・ グループ)、アスキー (定期刊行物と書籍の出版社)、富士通の FM Towns ユーザ・ グループなどがある。

日本から直接 FSF への発注が簡単になり、新しいソース・コードの開発資金 にもなっている。日本向けに日本語のFSF注文票があるので、注文票 (3)を欲 しい方は fsforder@gnu.org へ請求していただきたい。ソフトウェア が入っているCD-ROM の購入をお願いしている。企業価格の CD-ROM の注文で、 さらに多くのフリー・ソフトウェアが開発できるようになるので。

先端情報技術研究所(AITEC)は、ICOTフリー・ソフトウェア (IFS)を公開して いる。IFSは、ICOTで第五世代コンピュータ・プロジェクトとその後継プロジェ クトにおいて開発された並列処理/知識処理分野のソフトウェアである。

さらに、AITECでは、委託研究によって多くの研究グループにIFSに関連するソ フトウェア開発を委託し、フリー・ソフトウェアとして公開している。その研究グ ループのWebページから、AITECは、主要な20本のIFSプログラムと、1996年度の AITECの委託研究で開発された22本のプログラムをリリースしている。現在、1997年 度の委託研究により作成された11本のプログラムのリリースを準備中である。

1997年5月末時点で、1992年の初版リリース以来、延べ5,300人以上の人が AITEC の Web ページをアクセスし、およそ35,000個のファイルが転送された。

詳細は、URL http://www.icot.or.jp/を参照のこと。

ImageSearcherは、ファイルの名前や属性に頼らずに、画像自体の属性を指定するこ とにより、画像を検索するオブジェクト指向プログラムである。これは、イメージ の特徴的な色や平均明度、9つの色、広がり、スペクトル中心、手書き画像に関して 絞り込み検索を行なう。VisualWorks 2.5.1 (Smalltalk)上で動作する。IPAとSRA (青木 淳作成)との研究プロジェクトの成果として、ソース・コードとドキュメント がフリー・ソフトウェアとしてGPLに則って配布されており、ホスト ftp.sra.co.jp から `/pub/lang/smalltalk/ipa/VisualWorks2.5/IPA006.tar.gz' ファイルを FTPで入手可能である。

GNUプロジェクトの今後の展開

リリースされたGNUプログラムの現在の進捗情報はsection GNUソフトウェアの種類。 ここでは将来の計画についてのニュースを知らせている。

フリー・ソフトウェアのサポート

Free Software Foundation はいかなる技術サポートをも提供していない。我々の使 命はソフトウェアの開発である。それが、フリー・ソフトウェアにできることを時 間的に最も効率良く増やす方法だからである。技術サポートは、それを提供して生 計を立てている他の人々のために残してある。医者や弁護士が今日行なっているの と同様に、プログラマもサービスを提供する職業だと考えている。医者の医学知識 や弁護士の法律知識はそれ自体フリーに再配布できるものだが、開業医や弁護士は サービスから収入を得ている。

GNU サービス名簿 (GNU Service Directory) は、サポートやその他のコンサルタン ト・サービスを提供する人々のリストである。このリストは、 GNU の FTP マシン(see section GNUソフトウェアの入手方法のリスト) の `/pub/gnu/GNUinfo/SERVICE' ファイルや、 World Wide Web のURL http://www.gnu.ai.mit.edu/prep/service.html、 GNU Emacs 配布テープの中のファイル `etc/SERVICE'、 GCC 配布テープの中のファイル `SERVICE'に入っている。 このリストを欲しい方やリストに載せて欲しい方は、FSFまでご連絡いただきたい。 FSF と利益を共有している企業はsection ソフトウェアハウスからの支援

GNU ソフトウェアに欠陥を発見したら知らせてほしい。我々は、バグ報告やアナウ ンス、質疑応答のために多くの Internet メイリング・リストを用意している。こ れらのメイリング・リストは、ニュース・グループ gnu.*という USENET ニュースへも転送されている。 リストは、GNU FTP ホスト(see section GNUソフトウェアの入手方法)上の `/pub/gnu/GNUinfo/MAILINGLISTS'、 World Wide Web 上の URL http://www.gnu.ai.mit.edu/prep/mailinglists.html、 Emacsの配布の中の `etc/MAILINGLISTS' にあるが、本小冊子の表紙に記載のいずれかの住所に請求することもできる。

我々がバグ報告を受け取ると、たいていの場合は問題を解決しようと努力する。我々 のバグ修正は、個々に対応しているように見えるかもしれないが、実際にはそうで はない。すべてのユーザのためになる新しい改良版の作成作業の一部として行なっ ている。我々からパッチ・ファイルを送る場合がある。それを使用してバグの修正 部分をテストし、品質保証に役立てることができる。報告されたバグを我々が解決 していなければ、バグ報告用のメイリング・リストを読んでいるその他の多くのユー ザから、回答を得られるかもしれない。さもなければ、サービス名簿を利用してほ しい。

インストール・スクリプトがどのように動かないのか、マニュアルのどの部分が不 明確なのか、といったことを我々に知らせてほしいのである。ソフトウェアのイン ストール方法や使い方を我々に尋ねないでほしい。

サービスの提供会社を選択するときは、どの程度フリー・ソフトウェアの開発を支 援しているかという点を尋ねていただきたい。例えば、フリー・ソフトウェア開発 プロジェクトへ寄付金の申し出を行なっているか、一般に使用できるようなフリー・ ソフトウェア自体の改良を行なっているか、などの点である。会社を選択する際に この点を考慮すれば、フリー・ソフトウェアから利益を得ている人々に対してフリー・ ソフトウェアの成長に貢献するよう勧めることができる。

GNUソフトウェアの種類

我々のソフトウェア全てが anonymous FTPで入手可能である( section GNUソフトウェアの入手方法)。 また、section CD-ROMや、製本されたマニュアルやリファレンス・カード( section GNUマニュアルについて) も提供している。 各媒体の内容を記述している欄の、プログラム名の後ろに付くバージョン番号 は、本小冊子 ([訳注] 英文版) の発行時点のものである。より新しい CD-ROMを 注文する際には、プログラムが更新されている可能性があるのでバージョンが上 がっていることがある。注文情報は、 See section Free Software Foundation注文票(日本専用) を参照のこと。

anonymous FTP で配布しているものの一部は、圧縮されている。そのようなファイ ルを復元できるように、FTP サイトに圧縮・復元ソフトウェアを置いてある。 compress に関わる特許問題のために、我々は別の圧縮プログラムとして gzip を使用している。

その他の我々のソフトウェアを組み込む前に、GNU make をインストールし ておく必要があるかもしれない。あるベンダーでは、makeを配布していなかっ たり、あったとしてもシステム固有の make が、GNU 構築システムの拡張で 使用している基本的な機能 VPATH をサポートしていないものもある。GNU make ソース・ファイルには、そのようなシステムで make自体を作 成するためのシェル・スクリプトが入っている。

我々は、あらゆるバグ報告と拡張部分を適切な電子メイリング・リストへ送ってく れることを歓迎している(see section フリー・ソフトウェアのサポート)。


Go to the first, previous, next, last section, table of contents.