FSF では 2 種類の VMS 用テープを提供している。ひとつは GNU Emacsエディタ
だけが、もうひとつには GNU C コンパイラや Bison (GCCのコンパイルに必要)、
gas (GCCの出力のアセンブルに必要)、ライブラリ、インクルード・ファ
イルが入っている。VMS に GDB を移植したという話は聞いていない。DEC VMS C
コンパイラにはいくつかのバグがあって GNU C をコンパイルすることができな
いので、いずれの VMS 用テープにも、ブートストラップすることができるよう
に実行可能ファイルが入っている。
さらに VMS サポートに努力するように言わないでほしい。GNU プロジェクトに とっては周辺作業だからである。
Free Software Foundation では、初めて CD-ROM を制作した。この CD-ROM に
は次に示す GNU プロジェクトからの配布物のソース・コードが入っている。
Emacs、GCC、G++、GDB、Bison、GAS、Make、GAWK、Texinfo、GNU
ユーティリティ、RCSとCVS、f2c、gnuplot、Ghostscript、
tar、diff、BASH、さらには MIT X Window System
と MIT Scheme も入っている。
CD-ROM にも、MS-DOS が動作する Intel 80386 と80486 搭載のマシンに移植さ れたパッケージが幾つか (Demacs、DJGPP、MIT Scheme 7.2) 入っている。さら に Mtools も入っている。これは、パブリック・ドメインのプログラム群で、 MS-DOS ファイル・システム (代表的なものにフロッピー・ディスク) 上のファ イルの読み込み、書き込み、操作が Unix システムから可能になる。
CD-ROM は ISO 9660 形式で記録されており、ほとんどのオペレーティング・シ ステム上の読み取りのみのファイル・システムとしてマウントすることができる。 ソース・コードを CD-ROM からコピーする必要がないので、この CD-ROM の大部 分をシステムに組み込むことが可能である。注意する点は、目的のものを作成す るためのオブジェクト・ファイルや中間ファイル用のディスク容量だけは十分に 確保する必要がある。幾つかの MS-DOS パッケージを除いて、この CD-ROM 上の プログラムは事前にコンパイルされていない。従って、C コンパイラが必要になる だろう (その他のインタープリタやコンパイラが必要なプログラムの場合では通 常、ブートストラップ・プログラム用の C ソース・プログラムを提供している)。
CD-ROM は、個人で購入する場合は 100 ドル、業務や組織用の場合は 400 ドル である。(訳注: 日本からは、個人は15,000円で企業は 49,000円のため、詳細を 必ず本小冊子後述の日本使用限定の「GNU 注文票」で確認していただきたい。)
FSFは現在、MS-DOSに移植された GNU ソフトウェアのうちの一部を 3.5 インチ の1.44M バイト・フォーマットでフロッピー・ディスクに入れて配布している。 これにはソース・ファイルと実行形式の両方を含む。
Demacs は Emacs 18.55 に Emacs 18.57 への幾つかの変更を施して移植された MS-DOS 版である。これには 2 つのバージョンがある。一つは 8 ビットの文字 セットを扱い、もう一つは Nemacs を基にして漢字を含む 16 ビットの文字セッ トを扱う。FSF では、ソース・ファイルと実行ファイルの両方を、5 枚の 3.5 インチのフロッピー・ディスクに入れて配布している。
Demacs は、MS-DOS が動作する Intel 80386 と 80486 マシン上で実行する。 XMS メモリ・マネージャと VCPI と互換であるが、Microsoft Windows の拡張モー ドや他の DPMIマネージャとの互換性はない。
DJGPP は、MS-DOS が動作する Intel 80386 と 80486 マシンのために、GCCやラ イブラリ、開発ユーティリティ、シンボリック・デバッガを完全に移植したもの である。FSF では、ソース・ファイルと実行ファイルの両方を、4 枚の 3.5 イ ンチのフロッピー・ディスクに入れて配布している。
DJGPP のインストールには、ハードディスクの空き容量として最低 5M バイト、
使うためには RAM が 512K バイト必要である。XMS メモリ・マネージャと VCPI
と互換であるが、Microsoft Windows の拡張モードや他の DPMIマネージャとの
互換性はない。マルチタスク (例えば fork(2)) やシグナルをエミュレー
トすることはできない。
GNUish MS-DOS プロジェクトは、PC互換機に移植した GNU ソフトウェアをリリー スしている。通常、このソフトウェアは 8086 と 80286 搭載のマシン上で動作 し、80386 マシンは必須ではない。これらのユーティリティによっては、必然的 に機能を削ったものもある。
次に示すユーティリティのソース・ファイルと実行ファイルの両方を配布してい
る。Bison、RCS、flex、GAWK、cpio、diff、MicroEmacs、
find、ファイル・ユーティリティを数個、gdbm、grep、
libc、ptx、indent、less、m4、
make、sed、shar、sort、Texinfo。
Microsoft Windows に移植された GNU Chess と gnuplot のソース・ファ
イルと実行形式の両方を1枚のフロッピー・ディスクに入れて配布している。
『他の人よりもさらに遠くが見えたのは、巨人の肩の上に立っていた からである。』
--Isaac Newton
Free Software Foundation は、そのソフトウェアの全ての実行ファイルをおさ めたパッケージを制作するよう再三求められていた。通常、我々はソース・ファ イルしか提供しない。このデラックス・パッケージには、ソース・ファイルにバ イナリを付けるだけでなく、我々が印刷したマニュアルの全てが入っている。
デラックス・パッケージ (FSF Deluxe Distribution) には、GNU Emacs、GNU C コンパイラ、GNU デバッガ、MIT X Window System のフルセット、GNU ユーティ リティを含む数百のありとあらゆるプログラムのバイナリ・ファイルとソース・ ファイルが入っている。
このパッケージでは、次に示すマシンとオペレーティング・システムから1つを 選ぶことができる。4.3 BSD かHPUX の動作する HP 9000シリーズ /200/300/700/800、4.3 BSD か NewsOS 4 の動作する Sony NEWS 68k、SunOS 4 か Solaris の動作する Sun-3/4/SPARC。使っているマシンやシステムがここで 記述されていなかったり、特定のプログラムがマシンに移植されていない場合は、 FSF事務局へ電話をしていただきたい。
Unix の tar 形式でソフトウェアを次の媒体のうちの 1 つにおさめて提供する 予定である。1600bpiまたは6250bpiの1/2インチ・オープン・リール・テープ、 QIC-24の Sun DC300XP 1/4インチ・カートリッジ・テープ、QCI-150の IBM RS/6000 1/4 インチ・カートリッジ・テープ、Exabyte の 8mm テープ。使って いるマシンではこれらのいずれもが読めない場合は、我々にご相談いただきたい。
その他、Bison、Calc、Gawk、GNU C コンパイラ、GNU デバッガ、Flex、GNU Emacs Lisp Reference、Make、Texinfo、Termcapのマニュアルが 1 冊ずつ、 GNU Emacs Manual が6冊、GNU Emacs、Calc、GNU デバッガ、Bison の各リファレ ンス・カードも一束ずつ入っている。
印刷されたマニュアルやオンライン・マニュアルに加えて、どのデラックス・パッ ケージにも GNU ソフトウェアのソース・ファイルの入った ISO 9660 CD-ROM が 1 枚付く。
デラックス・パッケージは US$5000 である。これには、コンパイルされた全て が欲しい人々や、一般的な方法で FSF を援助するために購入したい人々のため にある。
FSF はテープの予約サービスを開始している。ネットワークへのアクセス手段の ない方は、予約サービスを利用することにより、FSF で開発しているものと同じ 最新の状態を保つことができる。1 回の料金はテープ 3 本分に相当する。翌年 までのコースで、指定されたテープを 4 回送る予定である。
四半期ごとに、新バージョンの言語テープ、ユーティリティ・テープ、体験テー プ、あるいは MIT X Windows の「必要な (required)」テープのいずれか1本を 送付する。Emacsテープ、BSD Net-2テープ、MIT X Windows の「オプションの」 テープの変更頻度は、四半期ごとの更新はないことを保証できる程度である。
詳細は (特に日本からの場合は)、電子メイル
( japan@gnu.ai.mit.edu ) か、または
ファクシミリ (0066-3382-0158) で
FSF へ問い合わせていただきたい。
FSF ではマイクロコンピュータ用の GNU ソフトウェアをサポートしない。GNU プロジェクトの目標ではないからである。しかし、我々は幾つかのプログラムを テープや CD-ROM、フロッピー・ディスクに入れて配布している。それを行なっ ているグループの情報を快く提供する。何か関連情報があれば、郵送先の住所、 アーカイブ・サイト、メイリング・リストを含む詳細を表紙の住所まで手紙で教 えてほしい。
FSF から入手可能なマイクロコンピュータ・ソフトウェアについての詳細は、 「MS-DOSの配布」を参照のこと。その他のソフトウェアについては我々に尋ねな いでいただきたい。FSF はここに記載した以外の情報は『持っていない』し、 『保守もしていない』からである。
Boston Computer Society 1 Kendall Square, Bldg 1400, Cambridge, MA 02139 USA Phone: (617) 252-0600
ftp.funet.fi マシンの /pub/amiga/gnu が入手可
能である。
GCC の移植や関連プロジェクトの援助の申し出は Leonard Norrgard
(vinsci@nic.funet.fi) へ、GNU Emacs の移植はDavid Gay
(dgay@di.epfl.ch か Mark D. Henning (henning@stolaf.edu)
へ問い合わせていただきたい。詳細な情報は、prep.ai.mit.edu マシンの `/pub/gnu/MicrosPorts/Amiga' を入
手可能である。
atari.archive.umich.edu マシンから anonymous FTP にて入手可能であ
る。そこはHoward Chu (hyc@hanauma.jpl.nasa.gov) が管理している。
この移植について討論している USENET のニュース・グループは、
comp.sys.atari.st.techやcomp.sys.atari.st である。
hobbes.nmsu.edu マシンの
`/pub/os2/2.0/programming/gcc2-222' ディレクトリから入手可能で
ある。このメイリング・リストへの参加は、
os2gcc-request@charon.mit.edu へその旨を申し込む。
tsx-11.mit.edu:/pub/linux (米国)、
nic.funet.fi:/pub/OS/Linux (ヨーロッパ)。Linux に関する討論は
comp.os.linux というニュース・グループを参照のこと。これのメ
イリング・リストに関する問い合わせは linux-activists-request@niksula.hut.fi へ。
sokol@reyes.stanford.edu から入手可能である。これは、
「Dr. Dobb's Journal」誌の 386BSD に関する連載に記述されていた作業の結果
である。
++ コンパイラ)
D. J. Delorie は、GCC/G++ コンパイラを 386 MS-DOS プラットフォー
ムに移植した。コンパイラと一連のプログラムは、仮想記憶をサポートし 32 ビッ
ト・モードで動作するコードを生成する。DJGPP は FTP で
barnacle.erc.clarkson.edu というサイトの`/pub/msdos/djgpp'
ディレクトリから入手可能である。
djgpp-request@sun.soe.clarkson.edu に自分の電子メイル・アド
レスを知らせると DJGPP のメイリング・リストに加入できる。
FSF では、DJGPP を数枚のフロッピー・ディスクや CD-ROM に入れて配布してい
る。
Demacs をリリースした。これは GNU
Emacs を 386/486 MS-DOS マシンに移植したもので、最新で最初にリリー
スしたバージョンは 1.2.0 である。
Demacs は DOS 特有の機能をサポートする。例えば、バイナリやテキスト・ファ
イルの変換、8 bit クリーン表示モード、80x86 ソフトウェアの割り込み
を Lisp 関数 int86 で起動する機能、ファンクション・キー
のようなマシン特有の機能、ドライブ名を含むファイル名の補完、子プロセ
ス (suspend-emacs とcall-process) などである。
`ls.exe' がなくても Dired モードは動作する。
anonymous FTP で、
wuarchive.wustl.edu の /mirrors/msdos/demacs (米国)、
rana.cc.deakin.oz.au の /pub/PC/oak/demacs (太平
洋圏)、ftp.funet.fi の /pub/gnu/emacs/demacs (ヨーロッ
パ) から入手可能である。
FSF では、Demacs を数枚のフロッピー・ディスクや CD-ROM に入れて配布して
いる。
nelson@crynwr.com)は、小さいがプログラミング可能な
MS-DOS 用のエディタを作成した。これは GNU Emacs と十分な互換性がある。
Freemacs のユーザは、GNU Emacs Manual を参考として利用できる。ほ
とんどの MS-DOS システム(8088 マシンを含む)で動作するだろう。
Anonymous FTP it from `emacs16a.zip' (under
PD1:<MSDOS.FREEMACS>) from wsmr-simtel20.army.mil;
or send $15 (copying fee) to:
Russ Nelson 11 Grant St. Potsdam, NY 1 13676 USA Phone: (315) 268-1925 (Fax: 9201)anonymous FTP では `emacs16a.zip' ファイルを (
wsmr-simtel20.army.mil マシンの 5.25インチ/360K
か 3.50インチ/720K) を指定して 15 ドル (コピー代) を添えて送る。
info-gnu-msdos-request@sun.soe.clarkson.edu へ連絡してほしい。
さらに詳細な情報は prep.ai.mit.edu マシンの`/pub/gnu/MicrosPorts/MSDOS'
ファイルや `MSDOS.gcc' ファイルにあり、anonymous FTP で入手可能であ
る。
@advancepageno @advancepageno
「GNU 速報」や「プロジェクト GNU の進捗報告」、「日本における GNU」、 「現在配布可能な GNU ソフトウェア」で触れた全ての人々に感謝する。
Carl W. Hoffmanのあらゆる助力に対して不朽の感謝を示したい。
各種の貴重な援助をしてくれた MIT の 人工知能研究所とコンピュー タ科学研究所に感謝する。
最近の日本での活動に助力してくれた次の人々に感謝する。 引地信之、引地美恵子、 半田剣一、竹内郁雄博士、 Bob Myers、David Littleboy、Mike Kandall、 井田正之教授、JUS と SEA、永島道夫、 Paul Abramsonに対して。 ビレッジ・ センターやアスキー、JUS、 AIソフト等の弛まぬ寄付とサポートに対して。
コンファレンス会場にテーブルを設置してくれた USENIX Association に感謝する。引き続き援助してくれた Open Software Foundation に再度感謝する。プロジェクト GNU をあらゆる方法でもって支援してくれた Cygnus Support に感謝する。
Karl Berry と Kathryn Hargreaves にコンピュータを使わせてくれたボストン の University of Massachusetts (特に Rick Martin) に 感謝する。
Tom Lord を支援してくれた Carnegie-Mellon University の Jim Morris に感謝する。Brian Foxより、日本の京都に 6 週間滞在中に世話になっ た Ed Gamble博士 と ATR Japan に「ドウモ アリガトウ ゴザイマシタ」と。 Joseph Arceneaux より、親切に援助してくれた UCSF のRichard Karpinkski と UCBのPaul Hilfinger、ならびにPaulの友人である Luigi、Ed、Alan、Kinson に感謝する。
1 台の X 端末の貸与と Joe Arceneaux を支援してくれた Lucid, Inc. に 感謝する。BASH を継続して改良してくれた Chet Ramey に感謝する。 マニュアルの校正やその他の支援を行なってくれた Carol Botteronに感謝する。
我々にマシンを貸与または寄付してくれた次の人々や企業に感謝する。 Cygnus Supportは1台の Sun SPARCstation を、 Hewlett-Packardは2台の80486マシンに6台の68030ワークステーション と4台のSpectrumワークステーションを、 Thinking Machines Corp. の Brewster Kahle は 1 台のSun-4/110を、 AT&Tベル研究所のDoug Blewettは2台のConvergent Miniframeを、 CMUのMach プロジェクトは1台のSun 3/60を、 Intel Corp. は自社の386マシンを、 NeXTはNeXTワークステーションを、 MITのメディア研究所は1台のHewlett-Packard 68020マシンを、 ソニー株式会社 (東京) と株式会社SRA (東京) は3台のSONY News ワークステーションを、 IBM Corp. は1台のRS/6000マシンを、 MITのコンピュータ・サイエンス研究所はDEC MicroVAXを、 Open Software FoundationはCompaq 386を、 Delta Microsystemsは1台の Exabyte テープ・ドライブを、 匿名提供者が5台のIBM RT マシンを、 Liant Software Corp. は 5 台の VT100を、 Jerry Peek は 1 台の 386 マシンを、 NCD Corporation は 1 台の X 端末を、 Interleaf, Inc. と Veronika Caslavsky、Paul English Cindy Woolworth、Lisa Bergen は 1 台のスキャナの貸与を。
移植や拡張部分に貢献してくれた人々に、ソース・コードやドキュメンテーショ ン、良いバグ報告に貢献してくれた人々に感謝する。寄付金の送付や援助を申 し出てくれた人々に感謝する。また、マニュアルや配布テープを注文することで 支援してくれた人々にも感謝する。 (2) 本小冊子の作成でもって、我々の行なっていることに関心を示してくれた全ての 人々に対して感謝の意を表したい。
Go to the first, previous, next, last section, table of contents.