FreeBSDでInternetに手軽にUUCP接続 ------------------------------------------------------------------------------ 0.はじめに ------------------------------------------------------------------------------ 最近、パソコンを使ってInternetに接続することが流行しています。接続形態は様々 ですが、普通の一般人には普通のモデムを利用したUUCP(Unix-to-Unix CoPy)で接続す るのが簡単です。 BBSを使用したパソコン通信との違いはありますが、基本的には同じ事をしています。 感覚的にはパソコン通信は対話処理を基本としていますが、UUCPを利用したInternet 接続は、バッチ処理的になります。その分、設定の難しさはありますが、一度動き始 めれば逆にほとんど自動的にやってくれます。 さあ、実際に、InternetにUUCPで接続して、メールの送受信や、Internet Newsを購読 してみましょう。今回は、一般の家庭等で使われているような、パソコンで動くUNIX を利用した、独立型のサイトをモデムを経由して、UUCP接続することにしましょう。 ここでは、どのようにソフトをコンパイルするかではなく、どのようにしたらInternet に接続できて、メールの送受信、Internet Newsを購読できるようになるかを重点に、 簡単に手順をまとめてみました。 OSには、今回はFreeBSD-1.1-Releaseを使用しています。 ------------------------------------------------------------------------------ 1.接続先の確保 ------------------------------------------------------------------------------ 何といっても最初にやらなければいけないのが、接続先の確保です。友人にInternet に接続されていて、Internet Newsを購読しているサイトのシステム管理者がいる場合 には、運が良ければ接続させてもらえるかもしれませんが、一般的にはこのような接 続先を見つけるのは、かなり難しいでしょう。 そうすると、次に考えるのは商用でInternet接続サービスを行なっている会社を利用 して接続することを考えましょう。IIJ、spin、win等が、このようなサービスを行っ ていますので、これを利用すれば、誰でも接続することは可能となります。 実際には、商用Internet接続サービスを利用するのが一番簡単で確実な方法と言える と思います。理由としては以下のようなことが言えると思います。 ・商売だからちゃんと接続させてくれる ・お金を払うのだから遠慮することはない ・困った時にはサポートしてもらえる ・安定した接続をサポートしてもらえる ・その他色々 別な手段としては、数人のグループを作って、サブドメインとして、ぶら下がる方法 もありますが、電話回線の確保、着信設定、その他設定の難しさ等があり、上級者に 面倒を見てもらえる場合以外には、あまりお勧めできません。 さて、気になる料金の方ですが、接続先によっても違いますが、パソコン通信とそれ ほど変わりません。最初の接続用の設定時に工事費用と言う名目で3万円ほど請求さ れます。毎月の使用料は接続時間に応じて請求されますが、fjというNewsGroupを全て 購読していても、大体、毎月1万円程度です。 どのような方法でも構いませんので、接続先を確保しましょう。 ------------------------------------------------------------------------------ 2.必要な機材 ------------------------------------------------------------------------------ 最低限、必要な器材や作動環境としては、以下のものが必要になります。 AT互換機 16550搭載のシリアルカード FreeBSD-1.1-Release T-2500 or V.32 or V.32bisと同等かそれ以上のモデム 電話回線 これだけあれば、ちゃんと接続することが出来るようになります。 ------------------------------------------------------------------------------ 3.基礎設定 ------------------------------------------------------------------------------ まず最初に設定しなければいけないことは、FreeBSDをインストールして、環境を作る ことです。ここでは、実際のFreeBSD、XFree-86、日本語環境のインストールについて は省略させて頂きます、様々な所から情報は入手できると思います。 なお、セキュリティ確保の為にFreeBSDをcrypt対応にして、ちゃんとパスワードを設 定しましょう。 最初に、ユーザー関係の設定をします。 rootになって、vipwで、登録して下さい。 uucp:*:66:1::0:0:UNIX-to-UNIX Copy:/root: news::8:8::0:0:Inn Ower:/usr/local/news:/usr/local/bin/tcsh /etc/groupの設定 daemon:*:1:daemon, uucp, news news:*:8:news, uucp /etc/aliasesの設定 postmaster:root usenet:root 今回は、私が、IIJさんにお世話になっていることですので(^_^;)、仮定としてIIJに 接続することとしましょう。 ドメイン名、ノード名は、 ドメイン名: neko.iijnet.or.jp UUCPノード名: neko としましょう。 マシンの名前の設定をしっかりやって下さい。 イーサネットボードが入っている場合と、ない場合では違いますが、今回は、イー サネットボードは入っていないという設定でやってみましょう。 /etc/hostsの設定 127.0.0.1 localhost neko neko.iijnet.or.jp /etc/hosts.equivの設定 localhost neko /etc/networksの設定 loopback-net 127.0.0 /etc/defaultdomainの設定 neko.iijnet.or.jp /etc/mynameの設定 neko.iijnet.or.jp だいたいこれくらいで、設定は大丈夫だと思います、あとは、個々に色々と設定して みて下さい。 ------------------------------------------------------------------------------ 2.UUCPの設定 ------------------------------------------------------------------------------ 次に、UUCPの設定です。 FreeBSDでは、Taylor UUCPが付属していますので、これをそのまま使うのが、一番簡単な方法です。関連のソースファイルは、 /usr/src/gnu/libexec/uucp にありますが、標準の設定ではうまく作動しないようなので若干の変更を加えます。 /usr/src/gnu/libexec/uucp/common_sources/policy.hの変更 HAVE_BSD_TTY -- Use the 4.2BSD tty routines HAVE_SYSV_TERMIO -- Use the System V termio routines HAVE_POSIX_TERMIOS -- Use the POSIX termios routines */ #define HAVE_BSD_TTY 0 #define HAVE_SYSV_TERMIO 0 #define HAVE_POSIX_TERMIOS 1 <--- 最初の設定 HAVE_BSD_TTY -- Use the 4.2BSD tty routines HAVE_SYSV_TERMIO -- Use the System V termio routines HAVE_POSIX_TERMIOS -- Use the POSIX termios routines */ #define HAVE_BSD_TTY 1 <--- 変更 #define HAVE_SYSV_TERMIO 0 #define HAVE_POSIX_TERMIOS 0 あとは、make; make installすればいいだけです。 # なぜ標準の設定ではうまくいかないのでしょうか? シリアルポートを使えるように設定しましょう。 cd /dev rm tty0* sh MAKEDEV cua00 sh MAKEDEV cua01 sh MAKEDEV cua02 sh MAKEDEV cua03 sh MAKEDEV ttyd0 sh MAKEDEV ttyd1 sh MAKEDEV ttyd2 sh MAKEDEV ttyd3 /etc/rc.localの変更(モデムがcua00へ接続される場合) comcontrol /dev/ttyd0 bidir stty -f /dev/cua00 clocal crtscts まず、カーネルを作り直します。 /sys/i386/conf/GENERICAHにオプションを追加して作り直します。 options "COM_BIDIR" #Bidirectional support in sys/isa/sio.c options "FIFO_TRIGGER=FIFO_TRIGGER_14" #Use this fifo value in sio.c 全ての変更がすんだら、リブートして下さい。 まず、最初にモデムの設定を行います。 V.32 or V.32bisのモデムの場合、信頼性の問題等の関係で、ATZで、圧縮有りエラー 訂正あり最高速度でしか繋げないように設定します。但し、圧縮はNMPは使用せずに V.42bisにした方がいいでしょう。 自動運転する場合、このように設定しておかないと、回線状態が悪いと低い速度や圧 縮無しで繋がることがありますが、極端な話、300 bpsで100 KBダウンロードしてしま うと、とてもお金が無駄になります。これを避けるために、指定の状態以外で接続し た場合、強制的に回線を切断するようにモデムを設定します。 モデムの設定は、必ずハードウェアフロー制御にして下さい。 また、atzだけで初期化がOKとなるように、設定した方がいいでしょう。 ちょっとおせっかいモードですけど、V.32(9600bps)のモデムを使用されている場合は、 すぐにV.32bis(14400bps)のモデムに買い替えた方がお特です。UUCP接続される場合、 モデムの最高速が出ますので、V.32bisのモデムを使えばV.32のモデムの約1.5倍の速 度で転送が行なえますが、接続時間に応じて料金は取られますので、半年もすれば、 V.32bisのモデムが買えるだけの接続料金と電話料金の差が出ます。 次に、UUCPの設定を行います。 設定ファイルは、/etc/uucpになっていますから、これを変更します。 /etc/uucp/configの設定 spool /var/spool/uucp # The UUCP spool directory pubdir /var/spool/uucppublic # The UUCP public directory logfile /var/spool/uucp/Log # The UUCP log file statfile /var/spool/uucp/Stats # The UUCP statistics file debugfile /var/spool/uucp/Debug # The UUCP debugging file sysfile /etc/uucp/sys.iijnet # Default "sys" portfile /etc/uucp/port # Default "port" dialfile /etc/uucp/dial # Default "dial" dialcodefile /etc/uucp/dialcode # Default "dialcode" callfile/usr /etc/uucp/call # Default "call" passwdfile /etc/uucp/passwd # Default "passwd" /etc/uucp/sys.iijnetの設定 system iijnet call-login * <---------- このまま*と書いておきます call-password * <------- このまま*と書いておきます local-send /var/spool/uucppublic local-receive /var/spool/uucppublic time any port port1 alternate iijnet phone ******** <--------------- 接続先の電話番号 chat "" \r\c ogin:-BREAK-ogin:-BREAK-ogin: \d\L word: \d\P chat-timeout 10 callback n sequence n request y transfer y local-send / remote-send ~ local-receive ~ remote-receive ~ command-path /bin /usr/bin /usr/local/bin commands rnews rmail max-remote-debug abnormal,chat,handshake /etc/uucp/portの設定 type modem port port1 device /dev/cua00 reliable false <---- V.32 or V.32bisの場合に設定 half-duplex false <--- V.32 or V.32bisの場合に設定 dialer hayes speed 19200 <--------- モデムに設定できる最高速度 protocol i /etc/uucp/dialの設定 chat "" ATZ\r\d\c OK ATDT\T CONNECT chat-fail BUSY chat-fail NO\sCARRIER complete \d\d+++\d\dATH\r\c abort \d\d+++\d\dATH\r\c /etc/uucp/callの設定 iijnet loginname password loginname passwordは、接続先から指定がありますから、それを入れて下さい。 UUCP関連のファイルで、パスワードや電話番号の入っているファイルはセキュリ ティーの確保の為、次のようにして下さい。 chown uucp.daemon /etc/uucp/* chmod 640 /etc/uucp/* これくらいで、uucpが使用できるようになっているはずです。 早速、UUCPのテストを行ってみましょう。 最初のテストとして、Anonymous UUCPを使ってテストしてみましょう。 % uucp iijnet\!~/README /var/spool/uucppublic/README 自動的にモデムが電話をかけて、ログインして、/var/spool/uucppubilcにREADME を転送してくれて、電話を切ってくれるはずです。 うまくいかなければ、再度、設定項目を確かめてみましょう。 ------------------------------------------------------------------------------ 3.メールの設定 ------------------------------------------------------------------------------ 次に、sendmail関連の設定です、標準の状態では、メールはうまく送れないようになっ ていると思います、一番簡単な解決方法は、近隣のサイトからうまく作動している sendmail.cfをもらってきて、それに変更を加えるのが一番手っ取り早くて確実な方法 です。 幸い、IIJのアーカイブにはsendmail.cfの雛型がありますので、これを利用するのが 簡単です。 UUCPが使えるようになっていますので、さっそく取ってきましょう。 uucp iijnet\!~/info/unix/sendmail.cf-UUCP /var/spool/uucppublic/sendmail.cf-UUCP この、sendmail.cfに変更を加えて下さい。 /etc/senmail.cfの設定 # local domain name DDneko.iijnet.or.jp # local host name with domain Dwneko.iijnet.or.jp # or your internet aliases goes here Cwlocalhost neko と変更して下さい。 sendmailが、メールをチェックする間隔が標準では1時間に設定されています。多分、 普通の人はUUCPで送られてきたメールが、最悪1時間も読めないのは、待っていられな いとおもいますので、すぐに読めるように設定しましょう。 /etc/netstartの設定 sendmail_flags="-bd -q5m" まずは、ローカルホスト内の自分当てやroot当てにメールを出してみましょう、ちゃ んとローカルホスト内で送れたならば、次に外部へメールの転送の実験をしてみまし ょう。 MuleのM-x mail等で、メールを作成してみましょう。 メールの送り先は、Nifty Serve等の、Internet mailが受けられる自分のID当てに送 るといいと思います。 メールを送信すると、 /var/spool/uucp/iijnet/D./D000D8(ファイル名は毎回違います) /var/spool/uucp/iijnet/C./C000A3(ファイル名は毎回違います) のように、送信用のメールの内容とコントロール用のファイルができます。 これが出来ないようでしたら、sendmail.cfの設定が間違っていますので、再度 確認の後に、もう一度メールを出してみてください。 メールが出来たら、早速送ってみましょう。 $ /usr/libexec/uucico -r1 -s iijnet と、しますと、UUCPが自動的にIIJに接続して、メールを送ってくれます。 これがうまく行かないようでしたら、UUCPの設定を再度確認してみてください。 うまくメールが送れたならば、しばらく時間をおいて、Nifty Serveのメールボックス を確かめて下さい、メールがちゃんと来ているならば、今度はInternetの自分当てに Nifty Serveからメールを送ってみて下さい。 しばらくしてから、再度uucicoを起動すれば、先ほどNifty Serveから送ったメールが 届いていると思います、メールがちゃんと送られてきていれば、UUCPでの、ホストと の接続は確立されました。 ------------------------------------------------------------------------------ 3.INNの基本設定 ------------------------------------------------------------------------------ さて、メールとUUCPの設定が終わり、ホストと接続できましたから、次に、Internet Newsを読める環境に設定していきましょう。 News Systemとして、INN-1.4を使用することにしましょう。 これも、IIJにありますので、UUCPを利用して持ってきましょう、今回は、BSD/386用 にポーティングされているINN-1.4がトラブルがなくて良さそうなのでこれを持ってく ることにしましょう。 uucp iijnet\!~/BSD386/bsdi.com/contrib/news/inn-1.4.tar.gz /var/spool/uucppublic/inn-1.4.bsdi.tar.gz の、ようにしてUUCPで、持ってきます。 INNの設定を行う前に、/etc関係の修正を行います。 /etc/serviceの変更 nntp 119/tcp readnews untp # USENET News Transfer Protocol nntpのエントリをコメントからはずす。 /etc/syslog.confの変更 news.crit * news.crit /dev/console news.crit /var/log/news/news.crit news.err /var/log/news/news.err news.notice /var/log/news/news.notice を追加する。 これで、/etc関係の環境設定はおしまいです。 INNをコンパイルするディレクトリを、/home/src/inn-1.4として、コンパイル後も 必要となることが多いので、消さずに残すとことします。 まず、最初にコンパイルに必要でNetBSDに標準では添付されていないparlをイン ストールします。 インストール作業についてはほとんど問題ないと思います。 INNのコンパイルをしましょう。 zcat inn1.4.bsdi.tar.Z | (cd /home/src; tar xvf -) として、ソースコードを展開します。 config/config.dataをconfig.distを元に作成します。 サンプルとして、私が使用しているconfig.dataを別文書で入れておきます。 INNが使用するディレクトリ構成は、 /usr/local/man/* /usr/local/etc/* /usr/local/news/* /var/spool/news/* /var/log/news/* として、今回は設定しました。 さて、コンパイルをしましょうmake world installで、ノーエラーでコンパイルでき るはずです。若干の修正は出るかも知れませんが、ほとんど問題はないと思います。 BUILDを実行して、インストールします、この時に、ディレクトリが作れないとエラー が出るかもしれませんが、手動で作成してあげて下さい。 ここまでで、基本的なコンパイル、インストールは終了しました。若干の修正の必要 ははあるかも知れませんけれども、割と簡単にできると思います。 /bin/rnewsの設定 chmod 555 /bin/rnews # これをやっておいて下さい、標準のインストール状態では何故かうまく作動しませ # ん。 さて、INNの環境設定に入りましょう。 hosts.nntpの設定 nntp経由でNewsが送られてくるわけではないので、全てコメントアウト inn.confの設定 domain: neko.iijnet.or.jp fromhost: neko.iijnet.or.jp pathhost: neko server: neko domainを設定すると記事を投稿すると、ヘッダー部分が、 NNTP-Posting-Host: localhost.neko.iijnet.or.jpとなり、本来ならば、domainを コメントアウトすれば、 NNTP-Posting-Host: localhostとなるのですが、tinやtassでは、投稿できなくなる不 都合が出ますので、必要になります。 # イーサネットボードがあると、名前はきれいになります。 newsfeedsの設定 ME\ :*,!junk,!control\ :: iijnet\ :/*,!local\ :Tf,Wfb: あとは、全てコメントアウト。 nnrp.accessの設定 *:Read Post:::* nntpsend.ctlの設定 全てコメントアウト。 bin/inncheckを実行して、パーミッション関係のチェックをして、いわれたとおりに 直して下さい、その他にも、若干、文句をいわれますが、大丈夫です。 これで、基本的なINNの環境ファイルの設定は出来上がりです。 さて、実際に、動かしてみましょう、スーパーユーザーになって、 # /usr/local/etc/rc.news としますと、作動するはずです、ps -auxでnewsのオーナーのプロセスが作動している のを確認して下さい、作動していない場合は、コンパイルミスか、設定ミスですので、 設定をやり直して下さい。 /usr/local/news /usr/local/etc /var/spool/uucp /var/spool/uucppublic /var/spool/news /var/log/news のオーナーは、全て、newsにしておいて下さい。 実際、正常に作動しているかどうかのチェックは、 % telnet neko 119 Trying 127.0.0.1... Connected to neko. Escape character is '^]'. 200 neko InterNetNews NNRP server INN 1.4 20-Mar-93 ready (posting ok). のようになれば、OKです、若干、余計なメッセージが出るかも知れませんが、無視し て下さい。特に、(posting ok)の部分が出るかでないかでは、全く違います。 (posting ok)が出ていなければ、設定のどこかに誤りがあります、rootでps -auxで、 オーナーがnewsのプロセスを探して、killしてから、設定を見直して、もう一度、 rc.newsで起動しなおしてください。 telnet neko 119で、 Trying 127.0.0.1... で止まってしまうようですと、 /etc/*,/usr/local/news/*両方のファイルの設定がうまくいってないと思われます。 Trying 127.0.0.1... Connected to neko. Escape character is '^]'. 200 neko InterNetNews NNRP server INN 1.4 20-Mar-93 ready. となって、(posting ok)が出ていないと、 /usr/local/news/*の設定がうまくいってないと思われます。 うまく作動するようになったなら、 次にちゃんとポストできるかどうか試してみましょう。 muleのrnewsで試してみて下さい。 controlとjunkというnewsgroupがありますが、controlは、テストには絶対に使用しな いでください。junkのほうで、テストして、ちゃんと作動すればOKです。 もし、ちゃんとポストされていない原因として考えられるのは、mailconf.cfと News Readerの設定で、mailer等のファイルの位置の設定、ディレクトリの指定の間違 いが、ほとんどの原因だとおもいます。 ポストの作動を確認して、正常に作動するようになりましたら、次に、ホストから、 送ってもらう予定の、activeファイルをもらってきて下さい。 fj.ai 0000000212 0000000184 y fj.announce 0000000006 0000000006 m fj.binaries.mac 0000000086 0000000087 y fj.binaries.misc 0000000003 0000000004 y fj.binaries.msdos 0000000117 0000000087 m fj.binaries.msdos.d 0000000163 0000000147 y fj.binaries.x68000 0000000076 0000000071 m fj.books 0000000521 0000000435 y fj.comp.arch 0000000045 0000000046 y ............ ......... ...... ... このようになっていますので、ファイルを編集して、次のようなスクリプトファイル をつくって下さい。 ctlinnd newgroup fj.ai y ctlinnd newgroup fj.announce m ctlinnd newgroup fj.binaries.mac y ctlinnd newgroup fj.binaries.misc y ctlinnd newgroup fj.binaries.msdos m ctlinnd newgroup fj.binaries.msdos.d y ctlinnd newgroup fj.binaries.x68000 m ctlinnd newgroup fj.books y ctlinnd newgroup fj.comp.arch y ............ ......... ...... ... /usr/local/news/binで、このスクリプトファイルを実行すれば、新たに送ってもらう、 newsgroupの受け皿が出来上がります。 これで、INNが、正常に作動するようになり、いつでも使用できます。 リブートしたときに、自動的にINNが起動するように設定しましょう。 /etc/rc.localの設定 # # Start INN news service - Internet News Daemon (innd) # if [ -f /usr/local/etc/rc.news ]; then /usr/local/etc/rc.news; echo "Starting INN news service" fi マシンをリブートして、作動を確かめてみましょう。 さて、次に、ホストにお願いして、activeと同じNewsgroupのNewsを送ってもらう ように、設定してもらってください。 その際、圧縮バッチ形式をgzip圧縮にしてもらって下さい、無圧縮、compress、gzip の圧縮方法がありますが、当然圧縮をかけるソフトの能力に応じて、転送するサイズ は小さくなり、接続時間の節約になります。 次に実際に接続してニュースを受けるテストです。 rootで、 /usr/libexec/uucp/uucico -r1 -s iijnet としますと、接続が開始されて、自動的にファイルをダウンロードします。 そして、接続が切れてしばらくしますと、自動的にファイルが、 /var/spool/news/*に展開されます。 これまで、ちゃんと出来れば、ほぼ設定は成功です、あとは、自動的に時間どうりに 作動するように、設定します、rootになり、 # crontab -e -u uucp 0 0,6,12,18 * * * /usr/libexec/uucp/uucico -r1 -s iijnet # crontab -e -u news 30 8 * * * /usr/local/news/bin/news.daily delayrm 45 23,5,11,17 * * * /usr/local/news/bin/sendbatch -c iijnet 15 0,6,12,18 * * * /bin/rnews -U <---------------------------- なくても良い のような感じで、cronを設定してあげて下さい。 設定が終れば、再起動して、あとは自動的に、時間になると作動してくれます。 最後のテストとして、fj.testに記事を投稿してみましょう、fj.testはInternet News を購読しているサイト全てに流れますので、無駄にいくつも投稿しないようにしまし ょう。 ホストに接続し、記事がUUCPで流れたことを確認した後、数時間から1日位たちますと、 あなた当てのメールとして、自動的にあなたの投稿した記事をメールしてくれるサイ トがあります、このメールをもらえたならば、基本的な設定は終了です。 おめでとうございました。_o_ ------------------------------------------------------------------------------ 4.INNのその他の設定 ------------------------------------------------------------------------------ INNの設定は様々なことが出来るようです、細かい点はそれぞれのマニュアルを見ても らうとしまして、簡単な、その他の設定をしてみましょう。 control.ctlの設定 newgroup:*@*titech.ac.jp:fj.*:log=newgroup newgroup:news@junet.ad.jp:fj.*:doit newgroup:news@etl.go.jp:fj.*:doit rmgroup:*@*titech.ac.jp:fj.*:drop rmgroup:news@junet.ad.jp:fj.*:mail rmgroup:news@etl.go.jp:fj.*:mail distributionsの設定 local Local to this machine fj Everywhere in Japan world Everywhere on Usenet in the world expire.ctlの設定 /remember/:30 *:A:120:120:120 moderatorsの設定 fj.binaries.msdos:fj-binaries-msdos@merope.pleiades.or.jp fj.binaries.x68000:fj-binaries-x68000@ics.es.osaka-u.ac.jp fj.guide.general:junet-guide@junet.ad.jp fj.mail-lists.apollo:apollo.users@etl.go.jp fj.mail-lists.reduce:kanada@u-tokyo.ac.jp fj.mail-lists.x-window:shinoda@cs.titech.ac.jp fj.news.announce:fj-news-announce@etl.go.jp newsfeedsの設定 archive\ :*,!junk,!control,\ :Tc,Wn\ :/usr/local/news/bin/archive -f -i \ /var/spool/news/news.archive/INDEX newsgroupsの設定 以上イサイトからもらってくる。 この程度の設定で、fjをとりあえず購読するには十分でしょう。 ------------------------------------------------------------------------------ 5.周辺の環境整備 ------------------------------------------------------------------------------ 少々、ディスクの容量の問題を考えてみましょう。 /var/spool/*のディレクトリがあるパーティーションは、通常余り大きな容量はない とおもいます、fjというNewsgroupがありますが、これをすべて送ってもらうだけでも 1ヶ月で大体40M〜50M程度の容量を、毎月使っていくことになります。 標準の/usr/local/news/expire.ctlの設定では、14日間の記事の保存で、期間をすぎ たら、消してしまう設定になっていますが、これを変更して3〜5ヶ月分のNewsは常時 ディスクに入れておきたいと思ったら、200〜300M程度の容量を確保したいところです。 一番、最良の方法は、200M〜500M程度のディスクを買ってきて、/varにマウントする のが一番いい解決策でしょうが、それなりの出費も覚悟しなければいけませんので、 ディスクの空いている所に、/var/spool/newsを移動してしまいましょう。 大体、皆さん、/usrや/homeにかなりの容量を確保していると思いますので、 /var/spoolを/usr/spoolや/home/spoolに移動しましょう。 mv /var/spool /usr/spool ln -s /usr/spool /var/spool とした方が他のソフトの兼ね合いからも、ベターだと思います。 ln -s /usr/spool/news /var/spool/news とすると、誤作動するNews Readerがあります。 流れてきた記事の保存についてですが、現在私は、4.INNのその他の設定で120日で、 記事を消すように設定しています。若干、保存期間が長いようですが、個人でマシン の資源を全てを自由に仕えるので、ディスクの容量との兼ね合いで、自由に保存期間 を設定してあげてください。 また、/var/spool/news/news.archiveにニューススプールとは別に、バックアップ用 の記事が保存されるように設定しています。人月に1度位以下のようなスクリプトを実 行して、記事をMOに保存しています。 cd /var/spool/news/news.archive; tar cf - fj.ai | gzip -c > /mo/tmp/fj.ai.tar.gz rm -r /var/spool/news/news.archive/fj.ai/ cd /var/spool/news/news.archive; tar cf - fj.announce | gzip -c > /mo/tmp/fj.announce.tar.gz rm -r /var/spool/news/news.archive/fj.announce/ cd /var/spool/news/news.archive; tar cf - fj.archives.answers | gzip -c > /mo/tmp/fj.archives.answers.tar.gz rm -r /var/spool/news/news.archive/fj.archives.answers/ メールリーダーについての簡単な御紹介 rmail(mule) muleには、標準でrmailが、ついてきます、通常の使用には十分な機能があります。 VM(mule) muleで作動するVMというメールリーダがあります、このメールリーダは、rmailにヘッ ダーによる自動分類機能を付け加えたような感じのもので、emacs lispで全て書かれ ているので、インストールはとても簡単です。 MH 高機能なメールリーダーです。 メールの数が多い場合に非常に威力を発揮します。 このままでは日本語対応はしていませんので、日本語対応のパッチを当てる必要があ ります。 この他にも多数のメールリーダーがあると思いますが、色々使ってみて自分の気 に入ったものを探しましょう。 ニュースリーダについての簡単な御紹介 rnews(mule) muleに標準で添付されているニュースリーダで、非常にシンプルな作りになって います、Newsの分量が多くなってくると、見たい記事を探すのに苦労するかも知 れません。 gnus(mule) emacs lispで全て書かれている高機能ニュースリーダーで、インストールも非常 に簡単です。 非常に安定しており、日本では利用者もかなりの数に登ると思われます。 記事の数が多くなると、CPUが遅いと若干重たいかも知れません。 tin 高性能なニュースリーダーで、作動が非常に高速です。 tinはそのままでは日本語が使えませんので、日本語パッチを当てる必要があります。 パッチを当てると、メニューやヘルプも日本語化されて、非常に使いやすいです。 tass 高性能なニュースリーダーで、作動が非常に高速です。 tassはそのままでは日本語が使えませんので、日本語パッチを当てる必要があります。 mnews 高機能なニュースリーダーで、作動もかなり高速です。 日本で作られておりますので、メニューやヘルプも全て日本語で表示されます。 FreeBSDにも対応していますので、コンパイルは簡単です。 ------------------------------------------------------------------------------ 5.最後に ------------------------------------------------------------------------------ Internetに参加されるお手伝いが出来ればと思って作成してみました。最初は苦労す るかも知れませんが、頑張ってみて下さい。頑張って設定するだけの価値は十分にあ ると思います。 記述の中に間違いや、勘違いが、あるかも知れませんが、素人なものでなにとぞ、御 容赦下さい。(^_^;)細部の詳しいことについては、会議室の方に質問をあげてもらえ れば、お答えできるかも知れません(^_^;) これだけの情報では、Internetの使用経験がある方以外は、通常、接続できないと思 われますので、様々な解説書がありますので、それを参考にして下さい。 これをまとめるにあたって、多くの方々に情報を頂きました。この場をお借りして、 御礼申し上げます。 --- eizuka@oops.iijnet.or.jp