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  • ウォータフォールプロセスゆえのリスク解決の遅れ
  • 変更の伝播を制御できない
  • 自動化が不十分
これら根本原因を解決するための経験則として,Rational Software社が提唱する6原則があります.
  • 開発を反復すべし
  • 要求を管理すべし
  • コンポーネントアーキテクチャを用いるべし
  • ソフトウエアをビジュアルにモデル化すべし
  • 品質を管理すべし
  • 変更を管理すべし
出典:クルーシュテン著「ラショナル統一プロセス入門」
6原則の内容については別の機会にということにして,RUPはこれら6原則をソフトウエア開発に効果的に実装する方法を示しています.

3.RUPの特徴

RUPの大きな特徴は次の2つです.
  • ユースケース駆動
  • アーキテクチャ中心
ユースケースはシステムのサービスです.ユースケースに対して相互作用をもつ役割をアクタと呼びます.UMLではこれらをユースケース図としてビジュアルに表現し,各ユースケース毎にイベントフロー(メッセージフロー)と呼ばれる手順を記述したユースケース仕様書を作成します.また同時に用語集(グロサリ)とユースケース仕様書では表現できない要素(セキュリティ要件,パフォーマンス要件等)をまとめた補足仕様書を作成します.

ユースケースはユーザ要求を簡潔に表現することが出来,ユーザを含め,広範囲の当事者が理解することが出来ます.RUPではすべてのワークフローの起点としてユースケースを使います.例えば以下の作業です.

  • 設計モデルの作成と検証
  • テストモデルのテストケースとテストプロシジャの定義
  • 反復の計画
  • ユーザマニュアルの作成
  • システムの導入
  • etc.

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