Fri Nov 26 21:48:57 JST 1999 English version is here.
Tcl/Tk 8.0 日本語化パッチ

Tcl/Tk 8.0 日本語化パッチは、Tcl/Tk 8.0 の日本語化の実装の一つで、Tcl/Tk 8.0jp として知られています。最新版は 1.7 で、UNIX と Windows で動作しています。

このパッチによって提供される主な日本語機能を挙げます。

  • iso-2022-jp(jis), shift-jis, euc-jp の漢字コードの自動認識および自動変換
  • 「Ascii の部分は Helvetica で、漢字の部分は明朝で」のような、複合フォントの生成機構
  • Windows 版は IME, UNIX 版は kinput プロトコル、XIM プロトコルを用いた日本語入力機能
  • 漢字文字列ハンドリングのための "kanji", "kstring"... などのコマンド
  • もちろん、全てのウィジェットで日本語表示が可能 :) 日本語禁則処理もサポート



    最新版情報

    最新パッチ for Tcl 8.0.5 (tcl8.0.5jp1.7, released 1999 Nov 27, 86KB), と change log

    最新パッチ for Tk 8.0.5 (tk8.0.5jp1.7, released 1999 Nov 27, 310KB), と change log

    最新版バイナリインストールキット for Windows (Updated 1999 Nov 27, 1.2MB)


    1999 年 11 月 27 日に、Tcl/Tk8.0.5jp1.7 をリリースしました。tcl8.0.5jp1.6 からの差分パッチはこれ、tk8.0.5jp1.6 からの差分パッチはこれです。


    tcl8.0.5jp1.6 からの変更点

    基本的にchange logの当該部分の和訳です。

  • tcl80jp.dll と tclsh80jp.exe に正しいバージョン/コードページ情報を埋めるようにした(Win).
  • Windows 9[58] 上で 16 bit アプリケーションの exec が全く出来なかったのを修正(Win).
  • tkUnixFile.c での NULL pointer free を修正(UNIX).

    tk8.0.5jp1.6 からの変更点

    基本的にchange logの当該部分の和訳です。

  • tk80jp.dll と wish80jp.exe に正しいバージョン/コードページ情報を埋めるようにした(Win).
  • Canvas ウィジェットで、漢字の網掛けが正しく PostScript に出力されていなかったのを修正(UNIX/Win).
  • bind スクリプト内で %A を 2 回以上使用すると最初の 1 回以外は文字(列)が取得出来ない問題を修正(UNIX).
  • {PreeditPosition StatusArea} ("over-the-spot") 変換モードを、"on-the-spot" 変換モードをサポートした時に enbug してまともに動かなくしていたのを修正(UNIX).
  • Xwnmo のような、X トランスポート以外の通信路(TCP/UNIX domain socket トランスポート)を使用する IM サーバのサポートを改良した。ちなみ に、X トランスポートのみを用いるのは X11R5 での Ximp 系、TCP/UNIX domain socket トランスポートを用いるのは Xsi 系である (UNIX).
  • 環境変数 XMODIFIERS が "@im=none" の場合、XIM プロトコルを使用せず、kinput プロトコルを使用するよう変更(UNIX).
  • 起動時の漢字コードが ANY の場合、禁則テーブル ($tk_library/kinsoku.tcl)の読み込みを行わないようにした(UNIX/Win).

    "on-the-spot" 変換を使いたい場合、変換サーバが XIMPreeditCallbacks|XIMStatusCallbacks スタイルをサポートしている必要があります。僕のお奨めは最新版 Kinput2-v3です。
    また、"Tk 8.0jp の機能と Tk 4.xjp との非互換について" 2.4.3 節で述べた理由により、デフォルトでは on-the-spot モードは使えなくしてあります。configure を走らせる時に、--enable-onTheSpot オプションをつけると、on-the-spot モードが使えるようになります。XFree86, X11R6.3 ベースの環境であれば、問題なく使えるはずです。


    関連文書

    以下の文書はパッチに付属しています。

  • Tk 8.0jp の機能と Tk 4.xjp との非互換について
  • Tcl 8.0jp の機能と Tcl 7.xjp との非互換について
  • Tk 8.0jp for Windows release note


    技術メモあれこれ


    謝辞

    Tcl/Tk 8.0jp Windows 版は、ねもと・あつし氏(anemo@mba.sphere.ne.jp)によって開発されました。ここに感謝の意を 表します。 また、その他 Bug report, 御意見を下さった沢山の方々にも感謝します。

    バグレポート、その他

    tcl-jp-bugs@sra.co.jpまでメール下さい。


    SRA にあるその他の Tcl/Tk 関連もの

  • Tcl/Tk 8.1.1 UNIX 用 XIM 機能拡張パッチ

    …っつーか、bug fix パッチですね B) Tcl/Tk 8.1.1 でも、UNIX 版はまとも に XIM で喋れないはずです。だって、XIM パッチを当てる前の Tk 8.0 と全 く同じコードなんだもん ^^; この状態で動く XIM 実装があるとしたら、そい つは X Consortium の X の国際化実装をベースにしてないのでしょう :) ま、 ともあれ、以下の 2 つのパッチをあてれば、少なくとも root 変換だけはで きるようになります。

    Patch for Tcl 8.1.1 (released 1999 May 28)
    Patch for Tk 8.1.1 (released 1999 May 28)

    このパッチは、Tk8.0jp の XIM 実装を思いっきりシュリンクしたものです。 over the spot, on the spot 変換を行なうためには、まだまだ Tcl/Tk 8.1 自身が improve される必要があります。実は、日本語に限ってしまえば、か なり 8.0.5jp のコードが使えるのですが、せっかく i18n 化しようとしてい るのだから Ad Hoc な日本語パッチは出したくないのです。

    # 上記には故意に若干ウソを入れてあって B)、on the spot 変換はちょっと
    # 頑張れば実装できます。が、世の中の IM サーバで 8.0.5jp の実装で
    # on the spot がまともに動くのを僕が確認できているのが kinput2-v3 し
    # かなくて(Wnn 4.2 の xwnmo を試してみたら全然ダメだった ^^;)、しかも
    # "Tk 8.0jp の機能と Tk 4.xjp との非互換について" 2.4.3 節で述べた理由により
    # すべての環境で動くとは言い難いので…

    また、Tk 8.1.1 でも X のセレクションは壊滅状態です。これは Scriptics も「よ〜く」認識しているようで、今後の improve に期待したいところです B)が、Compound Text の事を理解しているのかしていないのか、 「Tcl_Encoding のスキームで Compound Text をサポートするには、Tcl に大 改造が必要だよ」とメールを出したんだけど、返事が来ない ^^;


  • "Widget tour" 日本語版

    ここにあります。ねもと・あつし氏からの Contribution です。Tcl/Tk 8.1 でも動作します。


  • Tix 4.1.0 日本語化パッチ

    Tcl/Tk 8.0jp と組み合わせて動きます。現状 UNIX 版でしか動作チェックをしていません。
    最新版 for Tix 4.1.0


  • [incr tcl] 日本語化パッチ

    ここにあります。


  • BookView

    BookView は Tcl/Tk で書かれた NDTP (Network Dictionary Transfer Protocol) クライアントです。Tcl7.6jp/Tk4.2jp, Tcl/Tk 8.0jp で動作します。 詳細はここ


  • Unofficial web page of Tcl/Tk

    Tcl/Tk の言語紹介、日本語コマンドマニュアル(Tcl のみ)など。Under construction.


    このページに関する問題等は、 m-hirano@sra.co.jpまでメールにてお知らせ下さい。