秋は 私にとって なぜか時代劇の季節である.
   
   ということで
   江戸コトバ遊び の戯れ唄を一節.
   
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      甚五
   
   てをはなせ
   おちゆかせ
   
   どぶがはの
   どぶどろのそこに
   しずめさせ
   あばれさせ
   おとこども
   しなせ
   
   おんなの
   ひとりあるく
   かむりもの むらさき
   
   おとこの
   とらわれ
   おとこの
   なぐられ
   おとこの
   きられ
   おんなの
   しめられ
   
   かぜふき
   
   おんなの
   いまひとりあるく
   かむりもの こん
   
   よびとめ
   ものたづね
   かごよりおりむとして
   やまの じんごゑもん
   つぶやくやうに
   いひけるは
   
   てを
   はなせ
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   詩 というジャンルは, 捕物帳その他の小説に比べると どうしても
   パンチが効かないのは いたしかたない .... と言い訳をいってお
   いて.
   
   欲求不満の方は, 角川時代小説文庫版 10冊 (オリジナルとは逆の
   順序で刊行されたのはなぜ?) が一応完結した都築道夫さんの 砂絵
   シリーズ あたりをどうぞ.
   
   この詩の主題からすると, 故・多岐川恭さんのピカレスク連作:
   色仕掛けシリーズ 2冊 (新潮文庫) のほうが似合っているかな?


SRA KISHIDA Kouichi, k2@sra.co.jp