第18回 SRA-KTL Technology Seminar
| テーマ: | 『ソフトウェア開発におけるコミュニケーションの支援』 〜最新の研究技術動向から〜 |
| 発表者: | 中小路久美代 株式会社SRA先端技術研究所 取締役 東京大学先端科学技術研究センター 特任教授 |
| 日時: | 2009年1月21日(水) 14:00 〜 16:45 受付開始 13:30 〜 |
概要
ソフトウェア開発においてコミュニケーションに多くの時間が割かれていることは, 70年代から指摘されています.ソフトウェア工学研究においては,そのようなコミュニケーションを減らすための様々な工夫が提案されてきました。
2000年代にはいり,アジャイルな開発手法が広く受け入れられるようになり,オープ ンソースソフトウェアの開発データがMSR(Mining Software Repository)といった研究 分野で利用されるようになるにつれて,コミュニケーションはソフトウェア開発作業 の一部であるとの見方が広まってきました.CSCW(Computer-Supported Cooperative Work)やHCI(Human-Computer Interaction),Community Computingといった分野の,コミュニケーション支援を専門とする研究者が,ソフトウェア工学研究者と協調しながら,ソフトウェア開発を題材としたケーススタディやツールを提案しはじめています。
ソフトウェア開発におけるコミュニケーションの捉え方が,<減らすべきもの>,から,<支えるべきもの>へと変化してきているといえます.同時に,ソフトウェア開発におけるモチベーションやクリエイティビティといった人的要因にも注目が集まりつつあります。
本講演では,ソフトウェア開発におけるコミュニケーションの役割を明らかにし,ソフトウェア工学研究におけるコミュニケーション支援研究の最新の動向を俯瞰します。そして,ソフトウェア開発を知識共創として捉えた,人間中心のソフトウェア開発におけるコミュニケーション支援のアプローチについて説明をおこないます。
資料
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